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朝日を眺める人

今の自分にふさわしいものが、いつもこの瞬間に与えられている世界

先日、福岡県八女市からヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と「豊かさを求める姿勢」ということについてお話をさせていただきました。

私たち人間には欲望というものがあります。

それは、人間である以上、誰もが同じように持っているものです。

でも、その欲望がどれぐらいで満たされるのかは人それぞれだから、たくさんの物を持っていても満足できないこともあったりするし、

わずかな物しか持っていなくても、心に平穏があったりすることもあるんです。

「足ることを知る者は、たとえ貧困であっても心が満たされており、
 安らかである。
 しかし、足ることを知らない者は、
 どんなに裕福であっても心が満たされず、常に不安である」
 (ゴータマ・シッダールタ)
という言葉があります。

もっとお金が欲しいとか、もっと偉くなりたいとか、もっと美しくなりたいという気持ちは、私たちを高めてくれる向上心ですが、それが限界のないものになる時、苦しみになるんです。

一つのことがかなえられても、その上のものが欲しくなる時、私たちは誰かと自分を比べているのかもしれません。

あの人が持っている物を私は持っていないと思うから、今の自分に足りないものを手に入れたくなるんです。

もし、今あなたが「追い求めること」に疲れているのなら、一度、「もう足りている」ことを意識してください。

(今の自分は足りないものはない存在だということについて、以前にもこちらの「あなたの心に安心を」のなかでお話をさせていただきましたね)

朝日を見つめる人

大切なことは、今の自分を知ること。

この世界は、自分の内面の世界(心の在り方、感情の動き、未来へのイメージ、自己評価の高さ)が映し出されていると言われているように、

今の自分にふさわしいものが、いつもこの瞬間に与えられている世界なんです。

だから、まずは今の自分の内面がどういう状態なのかをゆっくり内観して知ること。

その上で、あなたは自分にふさわしい生き方を望んで、そこに向かって進んでいけばいいんです。

その道中は、我慢の道のりではないんです。

その時その時で、どんなところにも喜びや楽しみはあります。

すべてが今の自分にふさわしいものと思えるようになったあなたは、どんなことにも喜びや楽しみを見つけることができる心の豊かさを持っているはずですから。

この世界にも、あなたにも限界はないんです。

どこまでも求めることができるから、苦しみではなく、喜びから始めていこう。

あなたが本当に望んでいる豊かさを手に入れてみましょう。

「風はすべて追い風。
 わたしがどこを向くかだ」
 (尾形真理子)

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