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夕日に照らされる人

これでちょうどいいと思える自分を感じること

先日、福岡県うきは市からスピリチュアルヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と、

「あなたの心に安心を」ということについてお話をさせていただきました。

私たちは、一日に1.2〜6万回ほど、頭の中で思考を働かせながら生きているそうです。

その思考の中には、周りの人も自分もワクワクするようなクリエイティブなアイデアもあれば、自分のことしか考えていない利己的なアイデアもあります。

誰かに迷惑をかけるような利己的な考えが頭に浮かぶ時もありますけど、自分を悪い人間だと思うことはないんです。

正しいものもあれば悪いものもあって、美しいものもあれば醜いものもあったり、利他的なものもあれば利己的なものもあるのは、この世界の在り方と同じこと。

すべてが相反する二つのもので成り立っているこの「二極の世界」だから、私たちの心もそう在るようになっているんです。

大切なことは、一つの側面だけでものごとを見ないこと。

どんなものごとにもポジティブにとらえることができる面と、ネガティブに思える面があるように、

私たち自身も、どこまでも美しいことを思い描いたり、その反対のことをふと思いつくことができるのは、

私たちがどうとらえるかでどのようにもなる可能性を持っているからなんです。

(私たちの思考がいろんな可能性を持ってくることについて、以前にもこちらの「思考のクセを外す方法」のなかでお話をさせていただきましたね)

海岸を散歩する人

「捨てきれない 荷物のおもさ まへうしろ」
 (種田山頭火)
という言葉があります。

人間が生きるということは、いろんなものを背負っていくことだと思うんです。

それは、目に見えるものも、見えないものもです。

平和で穏やかな自分を求めているのに、感情を揺さぶる出来事に出会ったり、心の奥にある煩悩を意識しながら日々を生きることは、私たちにとっての「重荷」や「業」なのかもしれません。

その重荷を背負って生きていくことは、心をすり減らすような生き方なのかもしれません。

でも、その先に本当の「安心」の世界があるはずです。

何も持たずに、何も知らずに生まれた私たちは、成長するにつれていろんなことを経験して、本来の自分の姿からどんどん離れていきます。

私たちの本来の姿は、何も持たないもの。

もともと汚れも罪も煩悩もない存在の私たちは、ありのままの自分、ありのままの現実を受け入れて素直に生きればいいんです。

その感覚を思い出せた時、今まで当たり前で平凡な世界に、たくさんの豊かさがあることにも気づくんです。

あなた自身がこの世界の豊かさの中で生きていることに気づくから。

「在ること」と「無いこと」のどちらも自分を豊かにしてくれることだとわかるんです。

それは、今、あなたの持っているものや、あなたの周りの環境のありのままを受け入れられるということでもあるんです。

今のままで満たされているわけでもなくて、足りないわけでもない、これでちょうどいいと思える自分を感じられた時、あなたの心に安心が生まれるんです。

「私は、‥ただ、自分のしたことを
 ごまかして嘘をついたり、
 自分をよく見せようとして
 偽ったりすることだけはせずに、
 生きてまいりました。
 ですから、私は今とても
 やすらかな気持ちです」
 (佐藤初女)

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