夢を追いかける時
自分の心に耳を澄ませること
私たち人間は、誰もがこれからの未来に夢を見ます。
そのなかで、叶う夢もあれば、叶わない夢もあります。
でも、その夢に向かって身の周りや自分の在り方を調えていくから、結果がどうあっても、夢を見ることで今が充実するのです。
もちろん、夢を見るだけではうまくはいきません。
今までの大きな変化は、みんながびっくりするような理想を持つ人の勇気から始まったようにです。
だから、格好よくなくても、誰からも理解されなくても、まずは自分のためだけでも、心に夢を持ってください。
人生に理想を描いてください。
力まずに、自然体で。
夢や理想が、あなたの心を自由にしてくれますから。
「独座大雄峰」という禅の言葉があります。
「この大自然のなかで、ただ、自分が一人で座っているそのことこそ一番素晴らしい」という意味の言葉です。
私たちは、過去の記憶や感情にとらわれていることがあります。
でも、生きているだけで素晴らしい自分を意識できれば、失敗をするかもしれないという恐れのイメージを描けなくなります。
その時は自分自身をちょっと上の視点から俯瞰して見ているので、出来事と自分の感情が都合よく連鎖しなくなるからです。
大切なことは、自分はどんなふうに考えて、どのように行動しているかを客観的に見てみること。
他者を見て、言葉や行動からその人を判断するように、その視線を自分自身にも向けるのです。
その視線で自分を見た時に得られるのが「気づき」です。
気づきとは、これからの変化のきっかけになるもの。
自分の言葉や行動に、どんな傾向があるのかを知ることのできるものです。
だから、気づきを解釈をすることで自分の心もはっきりしてくる。
そこから、新しい自分が生まれるはずですから。
「あなたにできること、あるいはできると夢見ていることがあれば、
今すぐ始めなさい。
向こう見ずは天才であり、力であり、魔法です」
(ゲーテ)
という言葉があります。
自分をゆっくり見つめることができた時、今まで自分をとらえていた思考や、行動をセーブさせていた習慣があったことにも気づきます。
新しい自分になる時は、手放すものがあるというタイミングでもあるのです。
でも、その思考や習慣も、今までの自分を創ってきたものですから、手放す時にも感謝なのです。
そうすれば、今までの自分にもOKを出せます。
過去の自分も認めながら、前に進むことができます。
この世界のすべてのものは、一か所に留まれば淀んでいきます。
でも、流れていくものは淀むことはありません。
あなたの得た知識や思考やあなた自身を変化させて新しくしていく時、あなたの人生はさらに善い方へ向かっていく。
今だけのものというのは本当はありませんから、過去から今へ、今から未来へと繋がる自分を意識してください。
いろんな人との出会いがあなたの人生を変えます。
言葉と行動があなたの未来を変えます。
そして、夢を追いかける力を与えてくれます。
これからのあなたの人生が輝くことをとても楽しみにしています。
「あなたの夢は何か、あなたが目的とするものは何か、
それさえしっかり持っているならば、必ずや道は開かれるだろう」
(マハトマ・ガンジー)
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