自分自身を大切に
なにかが始まる時は、あなたの心が調えられた時
先日、福岡県福岡市からヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来られた方と、「自分を大切にすること」についてお話をさせていただきました。
自分の意見や在り方を「正しい」と思える時に、きっと私たちは自分自身を受け入れることができていて、自分を愛することも、自信を持つこともできているんだろうと思います。
でも、人間は誰でも自分のことがいちばん大切ですから、時々、周りの人が見えなくなったりして自分のことしか見えなくなって、利己的になることもあるんです。
ひょっとしたら、それは心のどこかで、何かから自分を守らなければならないという恐れがそうさせているのかもしれません。
お金、立場、学力、容姿。
私たちはいろんなものを持っています。
それを誰かと比べて、自分が劣っていると思いこんでしまえば、可能性も見えなくなってしまうんです。
今の自分の本当の力を過小評価して、「やりたいこと」よりも「できそうなこと」を探すようになるんです。
それは、自分を大切にしている考え方や行動ではないと思います。
自分を大切にすることは、自分の持っているものを活かすこと、自分の可能性を信じること、自分の未来を見失わないことですから。
(自分を大切にすることについて、以前にもこちらの「自分を愛すること」のなかでお話しをさせていただいましたね)
「この世でいちばん遠い場所は
自分自身のこころである」
(寺山修司)
という言葉があります。
今はダイバーシティ(多様性)の時代と言われていて、個性が認められやすくなっている時代です。
今まで「これが絶対」だと当たり前のようにとらえていた定義や価値観についても、いろんなものが「在っていい」ようになっていく時代です。
ですから、これからは誰かと自分の違いを探すような「外への視線」よりも、
自分のなかにある十分に備わっている所と足りていない所をしっかり見て、
そしてそれをそうやって自分の魅力にしていこうかという「内への視線」が大切になってくるはずです。
外部の状況や誰かの意見や、今の自分が持っているものにとらわれずに、自分の内に備わっているものをゆっくり見つめてください。
できないとあきらめていることにも、できるかもしれない、やれるかもしれないと思える時は、外の世界の状況や条件が整ったときではないんです。
それは、あなたの心の状態が調えられた時なのですから。
自己肯定とは、自分は優れているとか、自分は素晴らしいと思えること。
それは、身の回りの状況の変化によるものでもありますが、心の在り方が変化することで感じられるものなんです。
だから、まずは今の自分を受け入れることから始めてみましょう。
あなたが思い込んでいる未熟なところも欠点も含めて、今の自分のすべてを「自分らしさ」として、受け入れてみてください。
そのなかで、あなたが自分について変えたいと思っていることがあるのなら変えてください。
でも、変えようがないことはそのままで気にしなくていいんです。
「私なんて」という言葉はもう必要ではありません。
自分を大切にできる人が、誰かを大切にすることもできるから。
そして、誰かに大切にされることもできるから。
まずは、あなた自身を大切に。
「この宇宙のなかにはただ一か所だけ
修繕のきくところがある。
それはあなた自身だ」
(オルダス・ハクスリー)
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