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額を合わせる恋人

受け入れることが、その人を理解すること

先日、ヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と、「どんなことも受け入れてみること」についてお話しをさせていただきました。

この世界には、いろんな人がいます。

ですから、自分とまったく違う考え方の人、育った環境がまったく違う人、自分と意見が正反対の人もいますから、

そのような方とどう付き合って、受け入れるかということが、私たちの課題の一つでもあると思うんです。

私にも、あなたにも、今までの生き方の中で創り上げてきた考え方や信念があると思います。

でも、一度それを手放して、相手の気持ちと立場になってみてください。

今までの自分とはまた違う、その人の世界が見えてくるはずです。

その時、相手に対する感情は変わっていきますし、相手の考え方についても「そう考えたりするかもしれない」と思えたりもするんです。

それが、その人のことを理解することなんだと思うんです。

(出会うものすべてを一度受け入れてみるということについて、以前にもこちらの「流れにまかせてみる」の中でお話しをさせていただきましたね)

綺麗な朝焼けの景色

「発見の旅とは、
 新しい景色を探すことではない。
 新しい目で見ることなのだ」
 (マルセル・プルースト)
という言葉があります。

私たちは普段の生活の中で、目にする出来事によって感情が動きます。

いろんな可能性を見つけようとして、心が常にいろんな方向に向いていたりします。

ですから、「これが私です」と言い切れる絶対の自分の姿があるわけではないんです。

でもそれは、この世界の変化に柔軟に対応しながら学んでいこうとする姿勢でもあるんです。

その特性を使って、私たちは時々、周りの声に振り回されたり、一時の感情に流されたりもします。

そこから始まる言動は、後で後悔したくなるようなことだったり、反省をしたくなるようなことだったりもします。

でも、そのような揺れ動いている自分の奥には、穏やかでブレることのない「本来の自分」という存在がいます。

それをスピリチュアルでは「ハイヤーセルフ」と呼んだりします。

海に沈む太陽と人

そのような、もうひとりの自分の存在は誰の内にもあるのですが、普段の私たちは、思考や感情を使って生きていますから、なかなかその存在に気がつくことがありませんし、その自分を外に表すことも難しいんです。

でも、そのもうひとりの自分は、いつもの自分とは違う「イメージ」や心で、目にするものを解釈させることをさせてくれます。

起こった出来事の意味をおしえてくれるんです。

目の前の出来事から、今、自分が何を学ぶのかをおしえてくれるんです。

感情は、出来事に味付けをして楽しむためのもの。

心は、出来事に意味を付けて受け入れるためのもの。

思考と感情よりも、イメージと心でものごとを見ることができた時に、どんなことも、私たちは「受け入れる」ことができるようになるのでしょう。

「おまえは自分の物差しを持って、自分で考える人間になれよ。
 自分の人生を他の奴のメチャクチャな命令にメチャクチャにされるなよ。
 自分の決断に責任を持つためにも、誰に何と言われても、
 これだけはいうことを聞けんという強さを持てよ。
 ワシが言いたいのはそういうことや」
 (喜多川泰)

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