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お祈りをする人

今の私に必要なものを選んでいい

先日、「うつ・心の病・不登校の方向けのヒーリング」を受けに来られた方と、「流れを意識すること」についてお話しをさせていただきました。

この世界のものごとは、すべて自分の思い通りになるわけではありません。

だから、「自分の力ではどうにもできないもの」があるということを知るのは、とても大切なこと。

そして、「自分の力でどうにかできるもの」に精一杯に力を注いでいくことや、自分のエネルギーを使うべきところに向けて使うことはもっと大切なことです。

(私たちにコントロール出来るものと出来ないものがあるということについて、以前にもこちらの「全ては操れないこと」の中でお話しをさせていただきましたね)

この世界には、力づくでは変えることのできない「流れ」のようなものがあるからです。

でも、流れに任せるということは、ただ流されるままに自分の意志を持たないということではありません。

それは、これから時代の流れや周りの状況がどうなっていくのかを見定めて、自分で選択をして行動しながら変化の流れに乗っていくこと。

だから、その時その時で、あるべき自分の姿も変わっていいんです。

綺麗な夜景

「柔軟思考ができるのならば、人間は美しくいることが出来る。
 それが出来ないから争うのだ」
 (アイルーア)

という言葉があります。

どのような時も自分を貫いていく生き方は、周りから見てもとてもかっこよく見えます。

でも、その姿勢が周りの状況を見ることをさせなかったり、新しいものを見ることをさせないのなら、

柔軟にものごとを見て、しなやかな心で流れに沿って生きてみるのもいいと思うのです。

遠くの街を眺める人

心の柔軟さやしなやかさは、感情の動く幅を小さくしてくれます。

私たちの感情は、目にする出来事や人の言葉に反応してしまうものですが、その反応をなるべく抑える方法の一つとして、

「調身、調息、調心」という教えが禅にあります。

「調身」とは、身体の余計な動きを止めて集中することや、身の回りの環境を調えること。

「調息」とは、自分の吸う息と吐く息に集中すること。感情が乱れると呼吸も荒くなるように、心と身体の状態はつながっているからです。

「調心」とは、頭に浮かんでくる思考の一つひとつにとらわれずに、今、本当に大切なものに集中するということ。

心を調えるためには、まず自分の姿勢を調えて、次に呼吸を調えて、最後に心が調っていくということが大切なのでしょう。

今、あなたの目の前にある「どうしても避けられないこと」も、柔軟な心でいろんな視点から見てみれば、本当は受け流してもいいことだったりするのかもしれません。

とらわれず。
惑わされず。
流されず。

今のあなたに必要なことを選んでください。

余計なものを手放した時こそ、必要なものを見つけるチャンスですから。

「創造的に生きるとは、新しい発明や発見をすることではなく、
 固定観念にとらわれず、
 自ら柔軟に納得のいくまで考え行動することであろう」
 (藤原正彦)

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