人間関係で大切なこと
相手も自分も満たされるWIN-WINの関係
先日から「うつ・心の病、不登校の方向けのセッション」をヒーリングのメニューに加えました。
これからも、いろんな方が明るい方へ向かっていくためのきっかけを創るセッションをさせていただきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
私たち人間は、生きづらさとは無縁ではいられないものなのでしょう
明治時代を生きた夏目漱石さんも、「人の世は住みづらい」という言葉を残されているように、私たちの感じ方や、とらえ方というものは今も昔も変わらないのでしょう。
たとえば、ゆううつになる時は、一つの見方にとらわれている時なのです。
でも、どのような事にも、これしかないという判断はないのです。
本当はいろんな見方があって、いろんな方法があって、そもそも最初からスルーをするという選択もできるのです。
その判断をできるようになるためには、「自分しだいで出来ること」と「自分だけでは出来ないこと」を見極めること。
私たちは、つねに誰かと関わりながら生きています。
会社の上司や同僚、家族やパートナーとか。
自分と同じように個性を持った人と関わるなかで生きていれば、自分の思い通りにならないこともあるのです。
自分しだいでうまくいくことには、しっかりと取り組むことが大切ですが、
他者と自分の関係しだいでうまくいくかどうかが決まることには、心の余裕を持ってゆっくりと取り組むことが大切なのです。
(人と人の関係について、以前にもこちらの「ストレスのない『人間関係』」のなかでもお話させていただきましたね)
「人に認められようと期待しなければ、自然と尊敬され、
認められるようになるものよ」
(グロリア・スタイネム)
という言葉があります。
人と人の関係で大切なことは、ちゃんと自分の考えや思っていることを伝え合うということ。
それは、はっきり「ノー」と言えることもそうかもしれません。
誰かの提案やお願いに対して「ノー」の返事をしないことは、優しさや思いやりでもあるのですが、それが本当に相手の人にとって後々の「善いこと」になるかどうかはわからないのです。
本人の力で乗り越えるべき課題のようなものや、人生のターニングポイントで現れるサインのようなものは、自分以外の誰かに代わってもらうことはできないからです。
周りの人の要求にすべて「イエス」と答えることだけが、他者に認められることではないということなのです。
そして、「そうではない」と思いながらも要求を引き受けることは、あなたの本心からの判断ではないことは、あなたがいちばんよく知っているはず。
目指すところは、健康的な関係。
それは、関わり合うことで自分も満たされて、相手も満たされるWIN-WINの関係。
相手の意見に「イエス」を言うのも、「ノー」を言うのも、あなたが決めていいのです。
そして、その後の相手の反応に向き合うことも、そのつながりをさらに強くしてくれるためですから、恐れずにあなたの心からの答えを伝えていいのです。
「対立大いに結構。
正反対大いに結構。
これも一つの自然の理ではないか。
対立あればこその深みである。
妙味である。
だから、排することに心を労するよりも、これをいかに受け入れ、
これといかに調和するかに、心を労したい」
(松下幸之助)
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