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朝日が昇る前の山頂の風景

いつか必ず、闇を抜ける時が来るということ

先日、福岡県八女市からスピリチュアルヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来られた方と、「苦しみはいつか消える」ということについてお話をさせていただきました。

この世界に存在するものは、どんなものもいつまでも同じままでいられるものはありません。

たとえば、空に浮かんでいる雲が形を変えながら変化していくように、木や花が季節ごとに異なる彩りを見せてくれるように、

私たちの身体の細胞も分裂と再生を繰り返しているように、です。

そのような、この世界の移ろいを表す言葉に「色即是空」という言葉が仏教にあります。

「私たちが見たり聞いたり感じたりしているもの「色」を、突き詰めて見てみると、

すべてのものは、その時その場所の条件で生まれて消えていくもの(空)だと分かる」という意味の言葉です。

たとえば、水を想像してみてください。

水は温めればお湯になるし、氷にもなるし、水蒸気にも雪にもなります。

私たちが思っている水は、その時その時で形を変えているから、「これが絶対だ」と言える唯一の姿はないんです。

(この世界のすべてのものが姿を変えながら存在していることについて、以前にもこちらの「老いも成長も、必要な「変化」」のなかでお話をさせていただきましたね)

浜辺で語り合う友達たち

「誰だって、みんな、深い傷を背負って、
 そ知らぬふりして生きているのだ」
 (太宰治)
という言葉があります。

それは、私たちの心についてもそうだと思うんです。

お仕事に失敗したことや、お金を失ったことや、誰かを傷つけてしまったことが、今あなたの心の中で大きくなっていて、

これから先のことを明るく考えることができない時もあるかもしれません。

でも、起きた出来事も、誰かの心も、すべては時間とともに変化をしていくものです。

これから先、必ず闇を抜ける時がやってきます。

だから、今の苦しみばかりに目を向けて、とらわれないこと。

早くなんとかしようと焦らないこと。

自分の身に起こるすべてのことを自分の力で抑えこめるほど、私たちは万能には創られていないから。

時々出会う、嵐のような出来事も、消える時がくれば自然に消えていくんです。

今は、こだわらずに、恐れずに、心の波を鎮めて、目の前のやるべきことをやりがらすごしていきましょう。

「実を言えば、
 今のぼくは一日だって過去に戻ったりしない。
 この日に狙いを定めて
 未来からやってきたみたいにして
 毎日を生きて、楽しんでいるんだ。
 今日という日が、自分のすばらしくて平凡な人生の
 最後の一日だと考えながらね」
 (映画「アバウト・タイム」)

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