老いも成長も、必要な「変化」
毎週、いろんな年代の方がサロンに来てくださって、密をさけて少人数ですが、楽しい時間を共有させていただいています。
ご縁をいつもありがとうございます。
「顔は身体の魂である」という言葉があります。
毎日の行動の積み重ねが、人格を創り、表情を生んで、長く月日を経て「顔だち」となって表れる、という意味です。
私も、そろそろ人生の折り返しの年齢になり、顔にシワや白髪を見るたびに、歩んできた人生の足跡を、身体に残しているような気持ちになります。
年齢を重ねて、身体に不調を感じたりすると、行き場のない想いを自分自身に対して思う時があります。
でも、そのような自分を、受け入れ、ゆるして生きた時に、その方の人生の歩みがにじみ出るような顔立ちになるのだと思います。
誰にも文句を言わず、恨むこともなく、でも自分を責めて生きるのは、とても悲しいことです。
私も自分の身体について、思うところはありますが、それを「バチ」ではなく、「神様から特別に愛された証拠」ととらえると、苦しみは「受難をもって体験できる栄光」となりました。
誰もがそれぞれの問題を抱えています。
そのような問題を抱えている自分自身を嫌う必要はありません。
その苦悩は、あなた自身が体験するために存在しているのです。
そのことで、あなたが悩むことがあなたの人生であり、その苦悩の体験があなたの人生に尊い価値と輝きを与えているのです。
苦しく、悲しいことが何も起こらない平坦な幸せと、つらい出来事を経験したからこそ感じられる幸せがあります。
ですから、逃げようとしないでください。
あなたの悩みは、あなただけが体験できる、尊い価値のある悩みなのですから。
まだまだ限りなく可能性が続く人生の先に、今はまだ想像できない世界があります。
人生に意味を与えるのは、目に見えない領域。
人生の目的や使命は、目に見えないからです。
人生の目的や使命は、目に見えない領域を信じることで、答えに行き着くことができるのです。
自分のしたいことを真っ直ぐに行っていけば、邪魔なもの、くだらないもの、不要なものは自然と捨てていくようになります。
だから、なにも気にすることはありません。
ただ、まっすぐに行うだけなのです。
年齢を重ねることは、可能性を捨てることではありません。
年齢を重ねると、できることが限定されてきますが、そのおかげで、自分が今、何をすべきかがはっきり見えてくる。
進化も老化も、どちらも「変化」なのです。
まだまだ、先が存在します。
人生は、すべて出会いであって、出会いを通して人生はどんどん変化していくのです。
歳を重ねるたびに、人との出会いを重ねるたびに、私は私を変えていきます。
「女(おみな)あり
二人ゆく
若きは うるわし
老いたるは なほ うるわし」
(ウォルト・ホイットマン)
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