ワンネスのこの世界
あなたのふさわしい場所で自分を思いっきり表現すればいい
先日、福岡県筑後市からヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と、ゆっくりお話しをさせていただきました。
私たちは、ポジティブでいようとしたり、明るく前向きに生きようとしたり、光を感じる方だけ、明るい方だけを追いかけようとします。
それはネガティブな自分からポジティブな自分へ向かうための、素晴らしい姿勢だと思います。
でも、この世界は明るい光の部分もあれば、そうではないところもあって、相反する二つのもので成り立っているように、
私たち人間にも、光があれば闇があるし、喜びがあれば悲しみがあるし、成功があれば失敗もあるんです。
どちらもあるからこそ、成り立っているのがこの世界なんです。
そして、この「対」の世界の中で、私たちは魂の成長のための経験を続けているんです。
私たちの内にあるネガティブなところは、いつかの怒りや悲しみや不安や、孤独を感じる感覚や、まだ自分で納得できていない未消化のエネルギーだったりするから、
なるべく見ないようにしてきたこともあると思います。
心の奥に押し込めてきたこともあるかもしれません。
でも、そこにあなたの「本当に求めているもの」があるんです。
自分のポジティブなところもネガティブなところも、どちらにも向き合う時が、自分自身と向き合うことができる時なのですから。
あなたの内にある明るさや強さだけではなくて、悲しみや弱さも、あなたをあなたらしくさせてくれる「大切なもの」なのですから。
(自分らしく在ることについて、以前にもこちらの「私の個性と強み」のなかでお話しをさせていただきましたね)
スピリチュアルの世界で、よく「ワンネス」という言葉を言われます。
それは、光と闇のどちらかが相手を打ち消していくことではなくて、光と闇もそのままの形で受け入れるということ。
どちらもそのまま在っていいと認めることなんです。
あなたの内にある光と闇についても、ジャッジをしないでいい。
あなたはそのままでいいんです。
誰からも否定をされる必要もなくて、自分で自分を疑うこともしなくていい。
ただあなたは、自分にふさわしい場所に身を置けばいいんです。
その場所で自分を思いっきり表現すればいいんですから。
「あなたの中に闇がなければ、
他人の闇をどうして理解できるだろうか?
影を見たことがない者に
光の価値はわからない」
( カール・グスタフ・ユング)
この記事へのコメントはありません。