シンプルに生きる
目の前のことだけに夢中になってみること
先日、福岡県福岡市からスピリチュアルヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と「シンプルに生きる」ということについてお話をさせていただきました。
私たちの思考は、とても自由自在です。
気分が良い時は「私は幸せだなあ」と思ったりするし、都合が良くないことが起こると「こんなに運の悪い人は他にはいない」とまで思ったり、
明日についても希望をもって迎えることもあれば、不安で落ち着かない時もあったり。
出来事や誰かからの言葉に出会うたびに、思考は私たちにいろんな受け取り方をさせてくれるんです。
そもそも、幸運や幸せも、不運や困難も、生きていればどちらも同じ分だけ出会うもの。
私たちは想像力が豊かだから、どんなこともそれを喜びとして受けとめることも、悩みとして受けとめることも、自分で選ぶことができるんです。
これから先のことはまだ分からないから、追求しすぎると心配や不安がどんどん膨らんで、ネガティブな方へ想像が向かってしまうこともあります。
でも、今はまだ何も起こっているわけでもなくて、困難な状況に陥っているわけでもないんです。
ですから、頭の中で自分から悩みを生み出すことはしなくていい。
考えすぎて、自分を追い詰めなくていいんです。
これからについて想いをめぐらせるべきは、あなた自身の幸せと喜びについてなんですから。
(自分の幸せと喜びについて考えることについて、以前にもこちらの「自分を幸せにする責任」のなかでお話をさせていただきましたね)
「非思量」(禅語)という言葉があります。
「考えすぎないこと。そして、無になること」
という意味の言葉です。
同じことをしていても、楽しそうにしている人もいれば、苦しそうにしている人がいたりします。
その違いは、「どこを見ている」かということ。
まだ見えない先のことをいろいろ考えて悩むのなら、はっきり見えている目の前のことだけを見て夢中になっていればいいんです。
いろんなものに出会うとき、「嬉しい」のなら、ただ嬉しがればいい。
「悲しい」のなら、ただ悲しめばいい。
「楽しい」のなら、ただ楽しめばいい。
「苦しい」のなら、ただ苦しめばいい。
出会う前から、想いを先取りしなくていいんです。
これが、人生をシンプルにする方法。
あなたの生き方を楽にする方法なんです。
「私がこれまで
思い悩んだことのうち、
98%は取り越し苦労だった」
(マーク・トウェイン)
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