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太陽を見上げる人

悩めることは、これからもっと善い方へ向かうための素質

先日、福岡市からヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と、「悩みはどこから生まれるのか」についてお話しをさせていただきました。

悩みというのは、理想の自分と今の自分のギャップを感じる時に心に生まれます。

ですから、悩みとは今の自分に満足できていない向上心が創り出すものでもあるんです。

心も身体も社会的にも、どんなに豊かさを感じていても、私たちはどこかに「今の自分を高めてくれるもの」を探そうとするものですから。

私たち人間は、生きている間、大なり小なりの悩むということを忘れることはできないのかなと思います。

大切なことは、いろんなことについて次々に湧いてくる悩みに押しつぶされないこと。

悩むことは当たり前、くらいにとらえてうまくつき合っていくことなんです。

(悩みとうまくつき合うことについて、以前にもこちらの「悩みと苦しみの外し方」のなかでお話しをさせていただきましたね)

そのために、まずは「悩むべきこと」と「悩まなくていいこと」を分けてください。

あなたが悩むべきことは、あなたが「解決したい」と心から思うこと。

あなたが「やらなければいけない」と、どこかで気づいていることなんです。

悩みがあればあるほど、そこに向けられるエネルギーはあなたの内にすでにあるんです。

だから、あなたはそのエネルギーをポジティブな方向に向けて、前に進んでいくんです。

悩むということは、これからもっと善い方へ向かっていく素質があるということですから。

自分を肯定する人

私たちは、自分の内にあるエネルギーを簡単に外に向けて発散しようとして、目先の欲望やネガティブな感情に向ける傾向があります。

その行き先を仏教では「三毒」という教えのなかで、「貪・瞋・癡」という言葉で表されています。

「貪(とん)」とは、むさぼるようにどこまでも欲しがる欲のこと。

「瞋(じん)」とは、感情を周りにぶつけて不快にさせる怒りや憎しみのこと。

「癡(ち)」とは、自分のことばかりしか見ていない不平不満や愚痴のこと。

でも、その反対にある「三徳」という教えのなかでは、「智徳・断徳・恩徳」という言葉で、ものごとの真実を見極めること、執着を捨てること、誰かのために何かをする利他の心を持つことを説かれています。

私たちは日々の生活のなかで、「三毒」のようなネガティブな方向に流れてしまいがちな自分のエネルギーを正して、「三徳」のポジティブな方向に向けていく修行のようなことをしているのでしょう。

今の自分をもっと善くしたい、もっと高みを目指したい、もっと自分の限界を見てみたいと志すことは、あなたに希望を与えてくれます。

その理想の自分と今の自分を比べて、自分の価値を疑う前に、一歩を踏み出してください。

理想に向かって動き出す時に、苦しみや迷いも消えるはずですから。

「やめたいこと」をしなくなったら、その代わりに「やりたいこと」が目の前に表れます。

「捨てること」は「新しく始めること」

その時に感じる悩みは、あなたにとって心地よい感覚であるはずですから。

「ただ待ってるだけより、
 自分で奇跡を起こすほうが好き」
 (映画「マリア・ブラウンの結婚」より)

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