理由よりも動機
私たちを強く動かす原動力
昨日までの5日間、東京大田区の会場にて、ヒーリングの個人セッションとお茶会のイベントを連日開催させていただきました。
会いに来てくださったみなさん、ありがとうございました。
私も毎日、とても胸がいっぱいになりました。
いろんな方にお会いして、いろんな価値観に触れて、お互いの価値観を認め合う、分かち合うことをする時、
そこには「理由」は必要ではなくて、ただ心に「動機」があればいいんです。
そう遠くないうちにまた、東京に戻ってきます。
その時に、お話しの続きをさせてくださいね。
ありがとうございました。

「人間が自分で意味を与えないかぎり、人生には意味がない」
(エーリッヒ・フロム)
という言葉があります。
私達は、自分の人生について「意味」を求めようとします。
何のために生きているのかと思ってみたり、
自分の人生について、価値を見つけようとしたり、
今、私が生きている理由を探そうとしたりしながら。
それは、お仕事や人間関係で失敗した時や、誰かから否定をされた時に感じたり、やりたいことが見つからない時に頭によく浮かんでくるもの。
外に向かっていた意識が、自分自身に向けられることで始まる、自分への問いかけのようなもの。
その問いかけは、時々、気分をネガティブにさせることもあるかもしれません。
でも、その答えを見つけようとする心の動きは、どんなことよりも効果的な自己分析になると思うんです。
ですから、その時期にいる時はしっかり自分を見つめること。
やりたいことも、今は見つけられないのなら無理にやらなくていいんです。
しなければいけないことも、本当にあなたがやらなければいけないことなのかどうかは、あなたが決めていいんです。
何かをしようとする時に「理由」を求めないほうが、健康的にスムーズにものごとが進んでいくこともあるんです。
(やりたいことや、しなければいけないことを、主体性をもって自分で決めていくことについて、以前にもこちらの「本当の自分の探し方」の中でお話しをさせていただきましたね)

ものごとが順調に進んでいく時は、いろんな状況や持ち物などの外的な影響もありますが、それよりも自分の内側にある情熱や志のほうがはるかに大きな影響を与えてくれています。
その情熱や志を生む出すもの、それが「動機」なんです。
動機は、今の自分を知ることで見えてくるもの。
一人ひとりに、今、置かれている場所や立場があります。
それはたとえば、親とか子どもとか、社会人とか学生とか。
でも、どのようなことでもいいんです。
何をしていても、わたしたちが生きているということは、そこに意味があるのですから。
それが、一人ひとりの今の「人生の意味」ですから。
だから、あなたは今の自分を精一杯に生きるんです。
そして、いろんな人と関わって、つながりながら、もっともっと自分自身のことも、自分の人生についても「これでいんだ」という確信を持つんです。
その境地を目指していきましょう。
私たちは、まだまだ道半ば。
ここから始まることにも、限界はないのですから。
「困難を予期するな。
決して起こらないかもしれぬことに心を悩ますな。
常に心に太陽を持て」
(ベンジャミン・フランクリン)
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