エネルギーの循環
ヒーリングも、私たちのエネルギーも循環であること
私たちは、気持ちが穏やかな時や安定している時、周りの状況を冷静に見ることができますし、
仕事ができる感じではなくても、そのような人が職場やクラス内にいると、不思議と場が和んだりすることがあります。
穏やかで幸せな心の状態は、その人の教場や所作を通して周りにも伝わって反映されていくのでしょう。
私たちは言葉だけではなくて、自分から発するエネルギーによって、自分の周りに影響を与えていくことができます。
「あなたと話せて、気持ちが落ち着きました」
「あなたといると、穏やかな気持ちになれます」
と、周りの人から言われることがあるかもしれません。
あなたの雰囲気や声が、誰かにやすらぎを与えているのなら、そのお返事をもらうあなたも周りの人から暖かいものを受け取っているはずです。
だから、一方的にこちらから本当は与えているつもりでも、本当は気がつかないうちに、あなた自身も周りの人から与えられているのかもしれません。
「持ち物が少なければ少ないほど、多くを与えることができます。
矛盾としかおもえないでしょう。でもこれが愛の論理なのですよ」
(マザー・テレサ)
という言葉があります。
この世界に存在するすべてのエネルギーは、一方通行ではなく、循環であると言われます。
つまり、あなたの持っているエネルギーも、周りの人にも与えることができるということ。
それは、どのようなエネルギーであっても送り合うことができるから、まずはあなたは自分の幸せや、やすらいでいる心を認めていることが大切なのです。
つまり、幸せに生きるということを自分で決めているということです。
幸せはどれだけ人に与えても、自分の幸せはなくなることはありません。
与えて損をするという、不足の考え方もないのです。
逆に、自分から伝わっていく幸せはどんどん反映されて広がっていくのですから、与えれば与えるほど増えていくのが本当なのです。
私のしているヒーリングについても、それは同じだと思うのです。
私が癒やしているようで、実は私自身も癒されていることがありますから。
そこには、高次からのエネルギーを私とあなたでシェアしているという分かち合いがありますから、
受け取ることと与えることが同じであることも理解ができる状態になっているのです。
「結果は問題を解決することではなく、
別の機会を探すことで得ることができる」
(ピーター・ドラッカー)
という言葉があります。
もうだめだと思い込んでいる状態から、創造的な方法が示されたり、
栄光の前には、その勇気を試されるようなつまづきがあったり、
憎むことからゆるすことが始まったり、
敵だと決めつけていた人が、いつかは味方となるように、
この世界のすべてのものの関係性は、問題と解決があるように、
相反するものが一つになるように成り立っているはずです。
解決とは、物理的なことだけを指すのではありません。
あなたの中でそのことを受け入れることができた時点で、解決となるからです。
だから、問題と解決という言い方ではなく、問題と和解というとらえ方がふさわしいのかもしれません。
もともと一つのものであった二つのものを、あなたの中で一つにしていく。
そこに、この世界のエネルギーが循環であることを見るはずですから。
「不一致があれば、私たちは調和をもたらしたい。
誤りがあれば、私たちは真実をもたらしたい。
疑問があれば、私たちは真実をもたらしたい。
絶望があれば、私たちは希望をもたらしたい」
(マーガレット・サッチャー)
この記事へのコメントはありません。