習慣とは心の姿勢
今の自分にふさわしいものを選んでいく考え方
私たち、一人ひとりに習慣というものがあります。
それは、自分の気がつかないうちに、私にとっての当たり前として身についている考え方や行動パターンのこと。
そのような自分と向き合うことで、今の自分に満足していないところが見えてきます。
自分を必要以上に大きく見せようとしていたこともあったでしょうし、他者に嘘をついていたこともあるかもしれません。
でも、今の自分を知ることで、自分を変えていこうという勇気もわいてくるのです。
これから新しい自分を見つけようとする時、まずは自分についての事実を受け入れることからなのです。

「習慣が変われば、人生が変わる」
(アリストテレス)
という言葉があります。
今から約2500年前の言葉ですが、現代もその定義が通用するということは、私たち人間の本質は昔も今もそんなに変化はしていないということなのでしょう。
私たちは今までと同じことを繰り返していても違う結果は得られないと気づく時、新しい習慣を創る必要があると分かります。
自分の意志で、考え方と行動を変えていこうとすることは、自分の人生に責任を持つことでもあります。
今まで、外的な出来事や誰かに任せていた選択を自分で選んでいくことや、自分の人生で起こることについて誰かを責めることをやめると、これからの流れが変わります。
自分の人生に責任をもつことで、あなたが自分の人生の主導権を握るようになる。
自分の人生の主役になるのです。
そこから、習慣や環境を変えることも、自分自身を変えていくことも始まっていくのです。
これからどのようにしていくかを、自分で決定する力も手に入れることができるのです。

「あらゆる偉業の出発点は、
目的を明確にすることから」
(W・クレメント・ストーン)
という言葉があります。
大切なことは、どんな出来事が起こるかではなくて、どのような心の姿勢でいるかです。
やってくる出来事は選ぶことができないものですが、心の姿勢は自分で選ぶことができますから。
もし、目の前の出来事や今の状況を誰かのせいにするのなら、その誰かを変えなければ私の人生は変わらないという考え方になります。
それが、他人軸の人生なのです。
逆に、今の状況を創り出してきたのは自分だということを自覚できるのなら、自分の人生の中で納得できないことを変える力を持つことができる、
自分の思考と感情と行動をコントロールすることができる力を持つことができるのです。
その力は、自分の外側が変わることで出てくるものではないのです。
周りから見ても分からないところで、自分の内側から考え方が変わることで現れるものなのです。
背伸びをして、自分を大きく見せる必要もありません。
その時その時の自分にふさわしいものをことをしていくだけなのです。
「あれこれ忙しくしているうちに過ぎていくもの。
それが人生なんだ」
(ジョン・レノン)
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