お金とのつき合い方
大切なことはどうやって手に入れるかよりも、どう使うか
昔も今の時代も、お金は私たちに喜びを与えてくれるものでもあって、悩みの種でもあります。
だから、お仕事に真剣に取り組んで、その成果としていただくお金は、見える形で数字で確認できる価値でもあるのでしょう。
会社を経営するためには、数字やお金はとても大切なことですから、その重要さも理解できるのですが、
組織の価値と人の価値とお金の価値を一緒にするような考え方は違うと思います。
私は、お金というものはそもそも、誰か一人の元にずっと所有されているものではなくて、社会全体のものだから、循環させるものなのだろうと思うのです。
つまり、今はとりあえず私のところに預けられているもの、という考え方です。
「人生に必要なものは、勇気と想像力。そして、ほんの少しのお金があれば生きていけるんだ」
(映画「ライムライト」より)
という言葉があります。
お金は、私たちがつくり出した交換手段です。
食べ物や、生活を豊かにするものを手に入れるためのものでもありますし、大切な人への気持ちを形にして贈ることも可能にさせてくれるもの。
だから、お金がある時も、そうでない時も、使ってよかったと自分で思えるような使い方を増やしていきたいですね。
そのためには、欲ではなくて、自分の心に従って生きることから気づくものなのでしょう。
それは、たくさんの物に恵まれている豊かさよりも、その使い方に幸福感を覚える生き方のこと。
そのことをなんとなく理解できましたら、静かに考えてみてください。
本当にお金がないから不安なのか?
お金があれば今の不安は消えるのか?
本当にほしいと思っているものは何なのか?
お金が問題ではないですよね。
お金をたくさん持っていれば、自信を持てるわけでもなくて、悩まない人になれるのでもないのです。
それほどお金がなくても、人生を豊かにする方法はたくさんあるのです。
この世界は一つの方向からだけでは見えないことがありますから、視点を変えてみるとわかることがたくさんあります。
私たち人間にも、お金や物にも、それぞれの都合や役割があります。
そのような、いろんな面を見てあげることが本質を見ることにつながります。
だから、お金も私たちの本質ではないということなのです。
それは、あなたの心の在り方にありますから。
「世の中には、お金持ちな人と豊かな人ってのがいるわ」
(ココ・シャネル)
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