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夕日を眺める仲間

感謝が創っていく、人間らしく、美しい生き方

先日、福岡市から遊びに来てくれたお友達から、最近のスマートフォンや家電製品の機能の便利さについて教えていただきました。

確かに私も素晴らしい機能があると思います。

でも、本当はシンプルで誰にもわかりやすいこと、それが一番なのではないかなと思います。

それは、私たちの人生や心についてもそう。

私たちが健康で穏やかに生きていくためには、難しい考え方や特別な教えは必要ではないのです。

ただ、日々の生活の中で目にするものから、どのようなことを感じ取っていくかが大切なこと。

この世界のものは、受け取る人の心の持ち方によって、まったく違って感じることができるからです。

例えば、私たちは旅行に行った時、朝は早く起きて、時間を惜しんでいろんな場所を観光して、一回一回の食事を大切にします。

でも、その旅行先に住んでいる方々には、その場所ではいつも通りの日常があるように、同じ場所にいても、どのような態度や心境ですごすかによって、見える世界が変わるのです。

だから、あなたが毎日、目にしている光景も、あなたによって新しい世界に変えることができるということを覚えていてほしいのです。

「行」という言葉は、施しの心、悪い心を止める心、ゆるす心、努力する心、あわてないで正しい判断を実践する心を指す言葉です。

それは、無理をせず、偏った考えをせずに、バランスよく自分の心を治めること。

自分のことを好きになることと、自分に自信を持つことも同じように、同時に湧き上がってくるものだから、バランスが大切なのです。

もし今、あなたが自分のことを好きになれずに、自信も持てないのなら、自分を変えることです。

「人間は、日常の動作や決断における努力によって、遺伝や環境に影響を与え、寿命すら変えることができる」(杉田玄白)

という言葉のとおり、人間は習慣と同じように、性格も表情も、人生さえも自分の意志で変えていくことができるのです。

強く在る必要はないのです。

大切なことは、弱い自分を認めてあげること。

これから新しい自分になると、自分自身と約束をすること。

「何にもまして重要なのは、あなた自身を敬うことだ」
 (ピタゴラス)
という言葉があります。

私たちは、病気を経験したり、大切な人と別れた時に初めて、いかに自分が恵まれていたかということに気がつきます。

昔の自分を思い出せば、そのことに気がつけなかった自分を愚かに感じてしまうこともあります。

でも、自分の存在を小さく、自分の感覚を鈍くとらえることは、あなたの成長を止めることになってしまいます。

大切なことは、身体が健康で、物事も順調な時から、あなたが与えられている恵みに慣れてしまわないように、日々、心を新しくしていくこと。

自分がこんなにたくさんのものや、ご縁に恵まれて、与えられて、生かされてきたかを、失ってからではなく今のうちから理解しておくこと。

感謝の「ありがたい」は、有ることが難しいと書いて「有り難い」と書きます。

朝起きたら、今日も目が覚めたことに感謝です。

心地の良い風や、綺麗な朝焼けに出会えたことに嬉しくて感謝です。

あなたの心にある気持ちを言葉にして、それを聞いてくれる人がいることに感謝です。

嬉しいことも悲しいことも、自分と同じように感じてくれる人がいることに感謝です。

難しいことはないのです。

今、与えられているものが、いつでも一番「ありがたい」のです。

今あるものに感謝をすることが、きっとあなたのとらえ方を変えていきます。

それが、私たちにとって、人間「らしく」美しく生きるための方法なのでしょう。

出会う物事や、目の前に現れる出来事、出逢う方々とのご縁に、これからも真摯な気持ちで接して、私も少しずつそのことに気づいて、これからも心を育てていきたいと思います。

「過去は終わってしまったこと。
 未来はこれからどうにでもなる。
 だから大切なのは現在だ」
 (映画「ブロークン・フラワーズ」(ジム・ジャームッシュ)より)

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