心と身体のバランス
偏らずにゆっくり生きてみる
先日、福岡県福岡市からヒーリング・占い・除霊のセッションを受けに来てくださった方と「心と身体のバランス」ということについてお話をさせていただきました。
私たちが疲れたと感じる時、そこには二つの感覚があると思うんです。
一つは、身体が疲れたと感じること。
もう一つは、心が疲れたと感じること。
身体が疲れたのなら、休んだりゆっくりすれば回復できます。
でも、心が疲れた時には、休んでも疲れがとれなかったり、寝ようとしても眠れなかったりすることがあります。
心が疲れるということは、何かの出来事や誰かの言葉にショックを受けることから感じたり、
悲しい出来事が続いて感情が大きく動くことから感じたりすることだから。
でも、心が疲れるいちばんの原因は「ムリをして生きていること」なんです。
私たちはいろんな人と関わって生きているから、日々、譲り合うことをしていますが、
時々、興味がないのに興味があるふりをすることもあったり、誰かの意見を自分の意思にしたりして、自分ではない自分でいることもあるんです。
その姿勢は、あなたの人生にとって不本意な結果のはず。
周りの人との調和を求めることも大切ですけど、あなたの内にあるエネルギーは、まずはあなたの人生をあなたが生きるために使うものですから。
(自分のために自分の人生を生ききることについて、以前にもこちらの「人生の意味について」のなかでお話をさせていただきましたね)
「疲れたら休めばいい。やめる必要はない」
(バンクシー)
という言葉があります。
あなたは今まで真面目に生きてきたはずです。
そして、自分を認めてもらいたいと思ってがんばってきたはずです。
無理をしていることに気づかずに、この先に何かがあると思って一生懸命に生きてきたはずです。
私は、心に疲れを感じる人は真面目な人だと思うんです。
自分と自分の人生にしっかり向き合って、努力をしてきた人だと思うんです。
だから、これからはゆっくり歩くことを覚えてもいいんです。
今までの努力は、あなたの内に心の財産として蓄えられているから、失われるわけではないんですから。
今までの生き方が、どんどん人を追い抜いていくようなスピード感のある歩み方だったのなら、これからはゆっくり歩いてみたらいい。
周りの人に追い越されていくかもしれないけれど、いつもと違う景色に出会うこともできるはずです。
見慣れていたはずの風景のなかに新鮮なものを感じたり、空の様子や風の肌触りから季節を感じられたりもするはずです。
その時、あなたの心に「ゆとり」が生まれているから。
緊張感のない、だらっとした生活は身体の健康のためには良くないもの。
でも、緊張感いっぱいの方へ一方的に傾いてしまうと、心の健康のためにはならなかったりします。
私たちの体と心の健康は、ちょうどいいくらいの緊張感とゆとりのバランスで成り立つもの。
偏りすぎずに、いつもフラットな自分で在りたいですね。
「その日をとことん楽しむこと。
ありのままの一日。
ありのままの人々。
過去は、現在に感謝すべきだということを
わたしに教えてくれたような気がします。
未来を心配してばかりいたら、
現在を思うさま楽しむゆとりが奪われてしまうわ」
(オードリー・ヘップバーン)
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