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朝日を眺める人

いろんなものに目を向けるように、自分自身にも興味を持つこと

先日、福岡県福岡市からスピリチュアルヒーリング・占い・除霊のセッションを受けに来てくださった方と「過去を変える方法」についてお話をさせていただきました。

私たちは、目にするいろんなものを、今まで自分が見てきたものと比べたり、自分の中の正しい・悪いという基準と照らし合わしたりしながら、

「これはこういうものだろう」という認識をして生きているんです。

その認識は、他者の行動や考え方についてはよく見えていて、本人も気がついていなかったことを教えてあげたりもできるんですけど、

その反面、自分自身のことについては案外と見えていなかったりするんです。

そもそも、私たちの肉眼は外を向いていますから、目にするものには敏感に反応するもの。

では、自分自身を見つめるためにはどうしたらいいと思いますか?

それは、心の眼をつかって自分の内を見てみるんです。

そして、一人の静かな時間を持って、日常の生活を思い起こしてみるんです。

そうすると、「あの出来事はおもしろくなかった」とか「あの人の言葉は嫌だった」とか、いろんなことが頭に浮かんでくると思います。

でも、今、心を静かにして顧みることをしてみると、その時とはまた違った受け取り方ができるはずです。

ひょっとしたら、あのおもしろくなかった出来事は、誰かのために自分を犠牲にしすぎた自分の利己的な不満がそうさせたのかもしれませんし、

嫌だったあの人の言葉は、私がもっと善い方へ向かっていくための親身なアドバイスだったのかもしれません。

私たちは、一人の時間を持って心をゆっくりさせることで、過去を創り変えることもできるんです。

(一人の時間を持つことの大切さについて、以前にもこちらの「孤独を楽しむ」のなかでお話をさせていただきましたね)

海岸を散歩する人

私たちは、時間に追われるようにして忙しく毎日をすごしています。

そして、SNSをとおしていつも誰かとつながっていますから、本当の一人になる時間を持つことは難しいかもしれません。

たしかに、つながりをたくさん持つことは心が豊かになることですが、それと同じくらい、一人で自分を見つめることも大きな意義があることなんです。

「七走一座」(禅語)
という言葉があります。

七回走ったら、一回は止まってじっと座って、自分自身を見つめなさいという意味の言葉です。

時々、立ち止まって見つめ直してみないと、自分がどんな走り方をしているのか、どこに向かっているのかが分からなくなってしまう、

自分のペースを見失ってしまうということなのでしょう。

「一度、止まる」と書いて「正」という字になるように、一度、歩みを止めて見直せば、今まで進んできた道が正しかったかどうかも分かるんです。

いろんなことに目を向けるように、自分自身についても興味をもっていいんです。

この世界であなたがあなた自身でいられるように。

あなた自身を見失わないように。

あなた自分を見つめ直しましょう。

「人間は孤独でいるかぎり、彼自身であり続けるのだ。
 だから孤独を愛さない人間は、自由を愛さない人間に他ならぬ。
 孤独でいる時のみ、人間は自由なのだから」
 (アルトゥール・ショーペンハウアー)

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