求めすぎないこと
あなたは、あなたのできることを自信を持って行えばいい
先日、福岡県筑紫野市からスピリチュアルヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と「求めすぎないこと」についてお話をさせていただきました。
私たちは、自分が当たり前のようにできることを他者が同じようにできないとイライラしたり、
逆に、みんなができることを自分ができなかったりすると、自分の価値を低く見てしまったりして、身勝手にいろんなものをジャッジをしていることがあるんです。
でも、誰にも「得意なこと」と「得意ではないこと」があるんです。
すべてに完璧な人間はいないようにです。
それは当然のことで、もうすでに分かっているつもりなのですが、私たちは時々、それを忘れて他者にたくさんのことを求めたくなってしまうもの。
だから、そのたびに心に波が立つこともあるのでしょう。
今、あなたが身につけているやさしさ、思いやり、たくましさ、知性、勇気は、あなたの人生を生きるために必要な能力なんです。
つまり、あなただけのオリジナルな能力なんです。
そうやって、私たち一人ひとりにふさわしいものが備えられていて、それぞれが自分の人生を生きているんです。
そして、それぞれの人生が交差しながら、この世界は成り立っているんです。
あなたに備えられているものを誰かと比べようとすれば、どこまでも競うこともできるし、悩むこともできます。
あなたとまったく同じ能力を備えている人を探そうとしても、どこにもいるはずはないんです。
だから、あなたはただ、あなたのできることを自信をもって行えばいいんです。
(オリジナルな自分を信じて、自信をもってやってみることについて、以前にもこちらの「自信を持って生きる」のなかでお話をさせていただきましたね)
大切なことは、他者に求めすぎないこと。
「聖人をもってわが身を正すべし。
聖人をもって人を正すべからず。
凡人をもって人を許すべし。
凡人をもってわが身を許すべからず」
(貝原益軒)
という言葉があります。
厳しい基準で自分自身を律しよう。
でも、厳しい基準で他者を裁かないように。
緩やかな基準で他者を許そう。
でも、緩やかな基準で自分自身を甘やかさないように。
という意味の言葉です。
他者にもどんなことにも寛容な姿勢で接することができれば、求めすぎることもなくなるはず。
自分と他者の違いについても、当たり前のことだと受けとめられるようになるはず。
そして、他者から影響を受けるよりも、自分から他者に働きかけて善い影響を与えようという行動も、その先で始まるはずです。
いつも、心をフラットに。
あなたが生きているあなたの人生は、楽しむため。
怒るためのものではないのですから。
「あなたにとってもっとも人間的なこと。
それは、誰にも恥ずかしい思いをさせないことである」
(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ)
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