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清々しい朝の空気を吸う人

この不完全な世界にある、完全なもの

先日、八女市からヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と、「あるがままに見ること」についてお話をさせていただきました。

どんなことも、あるがままに見てみること。

この言葉をいろんなところで目にしますが、これはなかなか難しいことなんです。

この世界は、自分だけの思う通りにはできていませんし、嫌なことは自分の外側にも内側にもあったりするからです。

自分の受け取りたいように目の前の現実を解釈をする私たちにとって、フィルターをクリアにしてものごとを見る人や、目にするどんなこともあるがままに受け止めることができる人というのは、ブレない自分軸のようなもの、自信を持っている人に見えるもの。

その自信を持つということは、場所やタイミングにも左右されない余裕と広い心を手に入れること。

だから、自信を手に入れる時、私たちはどんなことが起こっても事実を変えようとする焦りを心に生み出さないんです。

起きたことを認めて、次に何ができるかを建設的に考えることもできるんです。

(自信を心に持つことについて、以前にもこちらの「自信を心に持つために」のなかでお話しをさせていただきましたね)

瞑想をする人

「自信を失わず、前を向きなさい。
 悲しみについて考えすぎてはいけません。
 悲しいことは、もう終わりです。
 前を向いて懸命に働きなさい」
 (ダライ・ラマ14世)
という言葉があります。

自信は、自分を否定しないこと、自分の価値を自ら下げないことから取り戻すことができます。

その時、どのような自分であっても「まあいいかも」と思えることで、自分の強みも弱みも認めることもできます。

そこから自己肯定が始まるんです。

そのためには、まず今ここから、自分の「ダメだと思っているところ」や「できないと思っているところ」ばかりに意識を向けないこと。

減点法で自分を見るのではなくて、今、自分に備わっている力に価値を見つける加点法で自分を評価することです。

これまでの人生で経験してきたことは、一人ひとりの学びとなっています。

それは、一人ひとりが自分の人生の主人公であることを感じるためのもの。

だから、あなたの人生を誰かの人生と比べることはしなくていいんです。

本当は、自分の人生は他の誰の人生とも優越のつけられないもの。

自分の人生の価値や意味は、自分だけが感じられるものなのですから。

だから、無理に自分を大きく見せることもないですし、自分を低くすることもないんです。

自分の強いところも弱いところも、善いところも善くないところも理解して、自然体でその時その場所でふさわしい言動ができればいいんです。

肩を寄せ合う友人

この世界も、この世界のすべてのものは完全でも完璧でもありません。

幸せもあれば不幸もあって、不公平も不平等もないとは言えないからです。

その世界に住む私たちも、同じように不完全です。

でも、目にするどのようなものについても、善いところと悪いところをあわせて持っている、自分と同じ存在だと理解できる時、

それが「完全なもの」だと思えてくるんです。

そのような考え方ができる時、私たちの心に自信はあるはずです。

「人生は決して、あらかじめ定められた、
 すなわち、ちゃんとできあがった一冊の本ではない。
 各人がそこへ一字一字書いて行く白紙の本だ。
 生きて行くそのことが
 すなわち人生なのだ」
 (大杉栄)

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