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山頂から朝日を見る人

してあげたことと、してもらったことを比べないこと

先日、ヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに、八女市から来られた方と「喜んで手放していくこと」についてお話をさせていただきました。

思い出せば、人生においての今までの私たちの学びや経験は、「何かを手に入れること」から始まるものが多かったと思います。

ですから、今の自分を高めようとする時や、今の生活をもっと豊かにしようと思う時、今の自分に足りないものを見つけようとして、

自分に変化を起こしてくれる何かを自分の外側に見つけようとするのでしょう。

それは、とても大切なこと。

私たちは、行動することによって新しい展開を人生に引き寄せていきますから。

でも、本当は外にある何かを行動によって「手に入れる」ことに加えて、自分の内にあるものを「手放す」ことも大切なんです。

私たちの内側には、今までのいろんな経験と一緒にいろんな想いが積まれています。

たとえばそれは、執着や思い込みであったり、どこまでも欲しがる欲望だったりします。

それが固定観念や狭い視野の常識と一緒になることもあって、私たちの可能性を見ることをさせなくすることもあるんです。

ですから、新しいものに触れることを学びとしながら、同時に自分の内にある要らないものを手放していくことも合わせて、本当の学びとしていきましょう。

(手放していくことの大切さについて、以前にもこちらの「断捨離で波動を軽くする」のなかでもお話しをさせていただきましたね)

遠くを見つめる女性

仏教に「喜捨」という教えがあります。

その字の通り、「喜んで捨てていく」という意味の言葉です。

それは、家の中にある不要なものをどんどん捨てていくこともそうなのですが、

この言葉で説かれている「本当に喜んで捨ててもらいたいもの」

それは、自分の心の中にある執着なんです。

私たちは、生きていればどのような形であっても、いろんな執着を持っています。

大切にしているものを失うことや、誰かに対しての想いを忘れることが辛かったりするようにです。

そして、それは誰かに何かをしてあげようとする時にも感じることもあるんです。

自分がしてあげたことに対して、相手や他の誰かから何らかの見返りがほしいと思うことは、自分の行為に執着していることでもありますから。

草原を散歩する人

大切なことは、自分のしてあげたことと、相手のしてくれたことの多さを比べないこと。

もし、あなたがしてあげたことについて、同じぐらいのリターンが返って来なくても、今はまだ焦ることはないんです。

それは、最終的には私たちの想像を超えた存在の計らいや運命によって、だいたいプラスマイナス0ゼロにさせられるものですから。

ですから、相手が喜んでくれるならそれでいい、ぐらいの気持ちで人のために何かをすることを楽しんでいいんです。

何も持たずに生まれてきた私たちは、たくさんのものを手に入れて、そしてまた何も持たずに死んでいく存在。

もう少し永い視点で自分を見つめること。

そして、本来の自分に立ち返ってみること。

そこから新たに始まる生き方には、執着は生まれないはずですから。

「あなたが生まれた時、周りの人は笑って、
 あなたが泣いていたでしょう。
 だから、あなたが死ぬ時はあなたが笑って、
 周りの人が泣くような人生を送りなさい」
 (ネイティブ・アメリカンの教え)

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