他者という味方
他者の価値観が教えてくれること
先日、占い・ヒーリング・除霊のセッションを受けに来てくださった方と、「他者とのつき合い方」についてお話をさせていただきました。
自分の思っていることや意見を否定されることは、誰にとっても面白くはないものです。
でも、そこでいろんな方との関係を終わらせていくことはしないでください。
今、あなたの頭に思い浮かべている光景は、いろんな人の価値観に触れることによって、どんどんブラッシュアップされて、
実現するための方法もまだ無限にあることにも気づかされますから。
ですから、今の自分と違う意見に出会う時こそが、私たちの「学び」の時間でもあるのでしょう。
そうやって、誰かとお会いするたびに自分の中に新しい何かが生まれていくことがわかれば、相手にも自分のことが伝わるようにもっといろんな表現をしたくなります。
相手の考え方を理解しようとすることや、お互いの価値観を共有することで、今まで気がつかなかった自分のウィークポイントも見えてきますから。
私たちの能力や技術や人間性に枠があるとするなら、その枠を押し広げてくれるのは、自分とは違った想いを持つ人たちなのでしょう。
「まず自分のことを誇れる存在になりなさい。
そうなれば、あなたは自分の望みをかなえることができるでしょう。
それが自信ということです」
(ジョセフ・マーフィー)
という言葉があります。
「人生を好転させる」ということは、今ある形を自分の理想の形に創り変えること。
それは、今ある形を一度、否定してみるということ。
自分らしさだと思っていた執着を手放して、前向きで積極的な否定をしてみるということ。
今の自分を超えた、もっといい自分になれるように、ポジティブに今の自分を否定してみるんです。
それは、思うのは簡単で、やってみるのは難しいことかもしれません。
私たちは今まで積み重ねてきた経験とか、そこから得てきたものによって「自信」を手にしてきましたから。
でも、すべての経験は今までの自分の意志で決めてきたことから始まってきたのですから、また何度でも新しく始めていくことができるんです。
その心の強さをあなたの本当の「自信」としてください。
(新しく始めてみることが自分の自信になることについて、以前にもこちらの「始めない理由はない」のなかでお話しをさせていただきましたね)
これから、どのような経験をするとしても、得るものはあっても、本当の意味で失うものはありません。
あなたの意志や志や精神がいつまでもなくならないようにです。
だから、どんどん選択をしなおしていきましょう。
うまくいかない時もあるかもしれません。
その時に、あなたの心を新しくしてくれるのが、あなたと違う価値観を持っている人たちなんです。
私たちは、いつでもリセットをすることができます。
いつでもゼロからスタートすることもできます。
そのことに気づかせてくれるのはいつも、私以外の私。
「他人」なんです。
同じように創られて、同じように生きている私たちはいつでも支え合うこともできますから。
「いい物語を知っていて、
それを聞いてくれる人さえいれば、
人生はまだまだ捨てたもんじゃない」
(映画「海の上のピアニスト」より)
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