感情で自分を表現する
自信をもって「私はこう思う」を言う
先日、占い・ヒーリング・除霊のセッションを受けに来られた方と、「感情は自分を表現するもの」ということについてお話しをさせていただきました。
感情を外に向けて出しすぎることで、自分の心が乱れてしまうこともありますが、
逆に、その時その時の自分の感情をちゃんと外に表すことができない人も増えていると言われています。
それは、大人も子供もどちらもなのだそうです。
あなたは、日々、感じている喜怒哀楽をきちんと外に表すことができていますか?
嬉しい時や楽しい時の気持ちを、言葉だけでなくて笑顔や身体の動きで周りに表していますか?
嫌なことがあった時は、ちゃんと怒って、悲しい時はちゃんと泣いていますか?
私たちは、このような喜怒哀楽を表現する能力を生まれながらに持っていて、自然に周りに表すことができるんです。
たとえば、赤ちゃんや幼いお子様は、とても上手に(わがままな時もありますが)その時の感情をストレートに表現しています。
自分の内にためこまずに、上手に気持ちの発散をしています。
でも、成長するにつれて、だんだんとその表現ができなくなっていくのは、私たち日本人は心のどこかで自分の感情を出すことを恥のようにとらえていたり、
つらい時でも耐えることや我慢することが美しいととらえているような意識があるからなのでしょう。
たしかに、そのとらえ方は出来事への感情の浮き沈みを抑えて、心をフラットな状態に戻してくれますし、周りの人にも与える影響は少なくなりますから、
「当たり障りなく」というところを目指すのなら正解だと思うんです。
でも、それがあなたのストレスになって、感情が心を覆いつくしてしまうのなら、自分の内に感情を抱え込むことはないんです。
(感情を表に出して自分を表現することについて、以前にもこちらの「人間の感情について」のなかでお話しをさせていただきましたね)
「感情を表すことを悪いことだと思ってはならない。
もしそう思うなら、あなたは真実を表現したことを悪いと思っているのだ」
(ベンジャミン・ディズレーリ)
という言葉があります。
自分の感情や思っていることを外に表すことは、勇気のいることかもしれません。
自分の表現が受け入れられなかったり、否定されることを頭に思い浮かべると、何もしないことを選択したくなるかもしれません。
でも、一つ確かなことは、私たち人間の感情は誰もがだいたい同じだということ。
楽しいこと、つらいこと、嬉しいこと、悲しいこと、いろんなことについて、みんな同じように感じるものなんです。
だから、どんなことでも、第一印象で思うことは今までの経験から導き出されるものですから、
一人ひとり異なっているとしても、少し時間が経てば、みんな同じように見るようになるものなんです。
だから、自信をもって「私はこう思う」ことを表してください。
きっと、その気持ちを受け止めてくれる人がいますから。
それが、あなたの心を軽くしてくれますから。
「人間はみな似たりよったりの能力と、感情の持ち主である。
これを悟らなければならないと思う。
つまり、我も人なら、彼も人なのである」
(本田宗一郎)
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