悩みを原動力にする
どんな事の中にも善いものを見つける見方
私たちは、心をネガティブにするような思い悩むことが一つもなくなればいいのにと思います。
悩みをなくすということについて、以前にこちらの「悩みをなくすには」でもお話をさせていただきましたね。
でも、それなりに平坦な幸せな生き方はそれなりの平坦な幸せの人生を創り出すもの。
そう考えれば、悩みや苦しいことを持っている人は、本当の自分を追求しているはずですから、今、抱えているものを解消することで本当の幸せを手に入れることもできるのです。
だから、あなたは悩みを持っていていいのです。
「いいとか悪いというのはなく、そのように考えるからそうなるのだ」
(ウィリアム・シェイクスピア)
という言葉があります。
悩みというのは、自分のとらえ方からくるものだと言われます。
そう考えれば、とらえ方を変えることで悩みを解決することもできるはずです。
どんなに悪く見える出来事でも、その中に隠されている善いことを探してみること。
悲観的にならずに、いつも善いことを見つけようとする習慣があれば、人生は明るいものだと見ることもできるのです。
出来事や人の言葉などの経験それ自体は、最初はまだ意味を持っていないのです。
私たちがそれをどう見るかで、善いことになったり悪いことになったりしているだけですから。
「私の今までの生涯には、晴れた日もあれば曇った日もあった。
けれども、すべては結局私のためになったのである」
(アンデルセン)
という言葉があります。
ものの見方を変えていく方法の一つは、ポジティブな表現をすること。
たとえば、「失敗」を「学び」と言い換えるようにして、自分の見ている状況の解釈を自分で変えていくのです。
ですから、今、目の前にある問題は私を成長させるためのものであって、何をしてもだめだと思っているとしても、それはこれから飛躍するためのスタートラインにたどり着いたということなのです。
私たちに起こることはすべて、試練でもあり機会でもありますから、見方を変えて前向きに受け入れていいのです。
人生でどんなことが起きるかは重要なことではないのです。
そのことにどう対応していくかが大切なこと。
そうして人生は創られていくからです。
私たちの一生は、笑いと涙の瞬間や光と影の瞬間など、いろんな要素で成り立っています。
それを自分でどう味付けをしていくかなのです。
見方を変えることで自分のとらえ方が明るくなれば、環境も明るく変わります。
周りの人の言動をポジティブに見ることができるようになれば、あなたの周りにいる人達との関係は善くなるのです。
そうすれば、今まで人間関係で感じていた不安や恐れも薄くなっていくのです。
どのような状態であっても、自分の好きなように解釈できるということは、自分で決めることのできる自由が与えられているということ。
何が起こっても、これでよかったんだと言える時は、自分の心と感情もコントロールできている時ですから。
その先に、今の悩みを超えていく成長があるはずです。
大切なことは、人生や自分を変えようという努力ではなくて、まずは目の前のことを受け入れる素直さなのです。
「人生に、マイナス要素はいくつかあった。
しかし、マイナス要素がプラスだったらとは思わない。
なぜなら、マイナス要素が私を育ててくれたのだから」
(マイケル・ジョーダン)
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