気づかいの実践
本当の気づかいはWIN-WINの関係
ビジネスやプライベートにおいて、以前のような人と人の密な接し方もだんだんと少なくなってきているようで、
人と関わる時も、余計なことになるかもしれないならしないほうがいいかもと思ってしまうケースに出会うことがあります。
でも、どんなに簡素化された関係の中でも、私たちは何かをしてもらったり、してもらったことに対してお返しをもらったりすれば、喜びを感じるのです。
これは、人間の心理なので、これからもずっと変わることはないものなのです。
気づかいとは、辞書で調べると「いろいろと気をつかうこと」と出てきます。
でも、私たちが普段使っている気づかいとは、相手が喜んだり笑ったりすることを話して、心をほぐしてあげることだったり、愛情や思いやりや感謝の気持ちを行動に表すこと。
気づかいのできる人は人に好かれることが多くて、人とのご縁に恵まれる機会も増えますから、気づかいによって自分も周りにいる人の人生も高めていくことのできるのでしょう。
「自分が友達に望んでいる通りに、友達には振る舞わねばならぬ」
(アリストテレス)
という言葉があります。
気づかいができることと、気が利くことは違います。
気づかいとは相手に嬉しくなってもらいたい気持ちを行動で表現すること。
それは難しいことではなくて、誰でも身に着けることのできること。
ただ自分がされたら嬉しいと感じることを相手にすることだけですから。
席を譲ってもらえたら嬉しいのなら、席を譲ってください。
褒められて嬉しいのなら、相手を褒めてください。
ありがとうと言われて嬉しいのなら、ありがとうと言ってください。
答えは、自分の中にあります。
自分の心を見つめれば、どのような気づかいを嬉しいと思ってもらえるかも分かりますから。
「期待するよりも感謝するようにすると人生は大きく変わる」
(アンソニー・ロビンズ)
という言葉があります。
誰にでもすぐに実践できる気づかいとは「ありがとう」を口にすること。
言う側は感謝を伝えることで気持ちがよくなりますし、言われる側は自分の行動を認めてもらえたことで、自己肯定感が高くなります。
だから、ありがとうを言えば言うほど、お互いの関係が良好になっていくのです。
その時、相手を深く探る必要はありません。
あなたが感じたなかで、ポジティブに相手に対する気持ちを言葉にすること。
どちらかだけではなくて、自分も相手も気持ちのいい状態になることを目指してください。
お互いを思う気づかいは、素晴らしい結果を生むはずですから。
「自分をその人より優れているとも、偉大であるとも思わないこと。
また、その人を自分より優れているとも、偉大であるとも思わないこと。
そうした時、人と生きるのがたやすくなる」
(トルストイ)
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