愛の感覚を覚える
自分を愛することの大切さ
愛情は、私たちにとってとても大切なものです。
それは、人によって、時によって、いろいろな表現があります。
例えば家族への愛、パートナーへの愛、友達への愛、自分自身への愛があったり、いろいろな考え方があると思うのですが、
そのままで大丈夫だと思わせてくれる安心感や、今の自分を無条件に認めてくれるのも、愛の一つの側面だと思うのです。
恋心のような好きという気持ちを超えるのが愛の形だけではないのです。
そして、愛は誰かに与えて与えられるだけではなくて、自分で自分に向けて与えることもできるのです。
その時、自分を好きになれなくてもいいのです。
好きとか嫌いとか関係なく、ただ、今の自分の存在を認めてみること。
それが自分に愛情を与えること。
好き嫌いで見ることは、評価をすることや、否定することでもあるからです。
「心には、理性でも分からない理由がある」
(ブレーズ・パスカル)
という言葉があります。
心が不安な時、孤独を感じる時、自分で自分の心に話しかけてみてください。
今、どのような気持ちなのか、本当はどんなことをしたいのか。
自分の心に耳をすましてください。
思考で生きている私たちは、いつも頭で考えて答えを出そうとして、心の答えを聞くことを忘れていますから、
その答えに確信が持てなかったり、信じ抜くことができなかったりします。
どのような答えを心が発しても、否定はなしです。
押さえつけることもないのです。
すべてをOKにして受け止めてください。
自分の心に向き合う時に、自分にとっての本当に大切なものも見えてきますから。
強さだけでは、上手さだけでは幸せになれないこともそう。
その強さや上手さの底に愛情がなければ幸せにはなれないのです。
自分の生き方は心が知っています。
最終的に私たちが戻る場所というものがあるのなら、そこには愛が必ずあるはずです。
あの人を愛している時の自分を今までで一番愛せるようになったり、愛してくれるあの人と同じぐらいの愛を私も与えたいと思うこと。
たくさんの言葉や行動をもって自分を表現した上でも、やはり愛があるべきだと気づくはずです。
だから、いつ元の場所に戻ることになっても違和感を感じないように、その場所の感覚を味わえるように、
愛というものを少しでも体感しておく必要があると思うのです。
この世界で、私の身体を通して、私の心を通して感じられるすべての愛の感覚を大切に覚えていたいと思います。
「愛は風のようなものである。
目で見るのではなく、感じるものだから」
(ニコラス・スパークス)
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