人が本気で変わる時
自分を、人生を変えようとする時、あなたの中に無限の可能性を見つけること
普段の生活のなかで、私たちが自分を変えようとする時、きっかけがなければ、簡単に新しい自分となることは難しいものです。
それは、今までの自分を捨てるということもあるから、とても大きな不安を感じるからです。
だから、このままでいいと思ってしまうこともありますし、このまま現状の苦しさを我慢し続ける理由を探してしまうこともあるでしょう。
でも、もし今、あなたが本気で自分を、人生を変えようと思うのなら、
今、あなたが手にしたいと願っているものや、あなたの頭の中にある理想の姿は、あなたの「常識」という輪の外に在るものだから、恐れずにはみ出すこと。
みんなが左なら、私は右へ行く。
昨日まではそんなだったけど、今日からはこうする。
自分を表現することを貫くこと。それが自分の存在を強く自覚することにつながります。
選択の自由のなかで感じる責任も快感であって、あなたを情熱に満ちた、魅力的な存在にさせてくれるものです。
だから、どんな時でも、理想をもつことをあきらめないこと。
理想を持つことで、それがあなたの人間観となり、情熱となるのです。

「逆境が人に与えるものこそ美しい」(シェイクスピア)
という言葉があります。
私たちの人生において、変えることのできないものの一つとして、生まれる環境を選べないということが言われます。
どのような親の元に生まれてくるかで、人生のスタートラインが大きく変わるので、そこに不公平を感じることもあると思いますが、
でも、スピリチュアル的な解釈で言えば、誰もが皆、親を選んで生まれてきているのです。
ある人は、自身のカルマを解消するために、あるいは魂の成長を加速させるために、
最適な環境を自分で選んで、親、兄弟、家族、環境のすべてを自分で選んで生まれてきたのです。
ですから、このことを知るだけでも、今の悩みや不満を誰のせいにもできなくなる。
自分自身に人生を自ら変化させる力が備わっていることを自覚できるようになるから、悩みや不満は減るのです。
大切なことは、あなたに繋がっている環境すべてを、あなたの人生の舞台として、主体性を持って生きていくこと。
スタートは厳しい環境だったとしても、あなたの行動によって、人生のベクトルはいつも変わり続けます。
その途中には、分かりやすい挫折があって、敵役がいて、そして栄光に向かっていく。
誰もが一度は経験したことのあるように、環境を変えていくことは自分の力が試されて、いつでもワクワクする瞬間です。

「他の誰でもない、徹底的に自分らしいことをしなさい」
(チャールズ・モンロー・シュルツ)
という言葉があります。
私たちは社会に出ると、学ぶことをやめてしまいます。
でも、時代の変化に振り回されることや、人と同じことをする多数派にいることから抜け出そうとする時、
学ぶことを続けて自分の価値を高めてきた人には、それを実現する力が備わっています。
それは、自分だけの好きなことを追求して生きていく力。
常識や普通といった偏見を外すことのできる力。
この世界のいろんな仕組みに慣れて、自分の好きなことを見失ってしまうこともあります。
そのような時は、あなたのまず身近にある、興味や関心のあることを、自分の身体を使って体験してください。
新しい体験をすることで、新しい価値観に触れることで、今まで当たり前だと思っていた考え方や働き方や生き方が、絶対ではなかったことに気づきます。
それは、あなたの無限の可能性に気づくことでもあるのです。
この世界はとても広くて、まだ前人未到の場所があります。
同じように、あなたの中にもまだ未知の世界が広がっています。
これから、外の世界やあなたの中の世界にある、まだ開かれていない扉をどんどん開いていきましょう。
「夢があったら守りぬけ、
そんなこと、できっこないと言う連中もいるだろう。
でも、自分にできないからそう言っているだけなんだ。
やりたいことがあったら、やればいい。
それだけのことだよ」
(映画「幸せのちから」より)
この記事へのコメントはありません。