ヒーリングのご感想から思うこと
先日、ヒーリングを受けてくださった方のお母様から、ご感想をいただきました。
良い方向へ変化がありましたようで、私もとても嬉しいです。
お話しをさせていただくなかで、ご自分の意志と行動で人生を創っていこうとされている、お子様の勇気に、とても共感させていただいて、私も気づきをいただきました。
こちらこそ、ありがとうございました。
「背暗向明(はいあんこうみょう)」という言葉があります。
絶望や不安などの暗いものには背を向け、希望や挑戦などの明るいものに向かう生き方、という意味です。
私たち人間は、希望にあざむかれる時がありますが、絶望というものにもあざむかれることがあります。
そのような時、苦境にへたりこんでいたのでは、状況は変わりません。
人生を嘆くことは、意味がないことです。
大切なことは、その時々の状況や局面を素直に受け入れること。
もし今、あなたが苦しんでいて、一刻も早く脱したいと思うならば、その苦しみの真っただ中を堂々と通ることです。

自分が新しく生まれ変わっていくために、悩みや迷うことがどうしても必要な時もあります。
それは、自分で生きようとする人にとって、生きることを促進する恵みになるからです。
そして、苦しみを越えたときに、風景が変わる、ものの見方が変わる、自分自身がすっかり変わっている。
つまり、「成長している」ことに気づくのです。
その時に必要な姿勢は、苦しさとどう向き合い、どう軽くしていくか。
そして、心を明るい方へ、明るい方へと向けていく生き方。
誰もがそうやって生きてきたように、常に今を超えながらどんどん進んでいく。
あなたも状況に応じて自分を新しくしていくことで、新しい世界に触れることができるのです。

幸福は自分の行動の中にあります。
怒りだけでは道は開けないのです。
新しいことを始めるときに必要なのは、踏み出す勇気。
それと同じくらい必要なのは捨てる勇気。
何かを得るために何かを失って、何かを失っている時に何かを得ているからです。
そのためには、握りしめている「何か」(執着)を手放すこと。
得ると失う、捨てると拾う、出逢うと別れる、そのすべてに執着や固執しないこと。
そして、お金や立場といった、あなたの外側の価値に執着しないこと。

人間の心は色も形もなく、本来は清らかなものとして在るものです。
自分自身を見失うことなく、まっすぐに自らの心と向き合って生きていく。
あなたの心が暗闇であれば、めぐり逢うものは禍いに見えます。
あなたの心が太陽であれば、めぐり逢うものは宝に見えます。
だから、弱さや心の貧しさを隠したり、あなた自身を恥ずかしいと思う必要はないのです。
公正で完璧であることよりも、なるべく自分に正直でいたいという、本来あるべき姿を求めていいのです。
目指すところは、自分の心に陰をつくらず、不正を行わず、自分にうそをつかない人生であり、
自分で満足できる人生であり、
最期に、おもしろかったと言える人生。
「わたしのなかに
生き続けている
一本の木
わたしのなかに
咲き続けている
一輪の花
わたしのなかに
燃え続けている
一筋の火
ものみなほろびゆくもののなかで
ほろびないものを求めてゆこう
人それぞれになにかがあるはずだ」
(坂村真民)
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