今を生ききること
今この時に意識を向けることが、自分の人生に向き合うこと
先日、福岡県八女市からヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と、ゆっくりお話しをさせていただきました。
私たちが悩みや迷いを感じる時、頭の中には、もう過ぎてしまったはずの失敗や誰かの言葉があったりします。
過去にとらわれていると、身体が現在を生きていても、心が過去を生きていることになるから、身体と心が「今この時」から離れてしまうんです。
禅の教えのなかに「喫茶喫飯」という言葉があります。
お茶を飲む時には、お茶を飲むことだけに集中すること。
ご飯を食べる時には、ご飯を食べることだけに集中すること。
という意味の言葉です。
過去、現在、未来という時間軸がありますが、日々流れていく時間はつながっているように見えて、実は今この瞬間の積み重ねでつくられていくもの。
今この瞬間こそがいちばん意識を向けるべきものなんです。
(今この時に意識を向けることについて、以前にもこちらの「今ここに集中すること」のなかでお話しをさせていただきましたね)

昨日という日ももう過去で、1分前も同じ過去なんです。
時間が流れて、次々に未来が来て、そうやって過去になっていきます。
だから、私たちはすぎてしまった過去にとらわれずに、まだ来ていない未来を恐れずに、ただ今この時を精一杯に生き切ろう。
全力を出して生きていれば、必ずどこかにたどり着けるから。
必ず後ろに道ができるから。
今この時に意識を向けることが、自分の人生に向き合うことでもあるのですから。
「しかし、生きていると、疲れるね。
かく言う私も、時に、無に帰そうと思う時が、あるのですよ。
戦いぬく、言うはやすく、疲れるね。
しかし、度胸は、きめている。
是が非でも、生きる時間を、生きぬくよ。
そして、戦うよ。
決して、負けぬ。
負けぬとは、戦う、ということです。
それ以外に、勝負など、ありゃせぬ。
戦っていれば、負けないのです。
決して、勝てないのです。
人間は、決して、勝ちません。
ただ、負けないのだ」
(坂口安吾)


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