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空を見上げる人

「今この時」の積み重ねが未来を創っていく

先日、福岡県田川市からヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と、ゆっくりお話しをさせていただきました。

私たちは、一日24時間のなかで、12000回から60000回、頭のなかで何かについて思考していると言われています。

私たちの思考は、つねに何かについて考えようとしますから、自然と過去の体験を思い出したり、将来についていろんなことを想像してみたりするんです。

それは、不安を感じる時もそう。

不安は、今「目の前にあるもの」に感じるのではなくて、これから先の「未来」や、いつかの「過去」を思考で見た時に感じたりするものですから。

たとえば、「来週のイベントはうまくいくだろうか」と、今の自分から未来をイメージして心配したり、

いつかのうまくいかなかったことを思い出して、過去の自分から未来をイメージしたり。

まだ目の前に現れていないことに、心と身体がネガティブに反応してしまうこと。

これが、私たちの不安の正体なんです。

でも、その不安から自分を解放する方法があるんです。

それは「自分の身体を使って、今この瞬間に集中すること」

たとえば、目の前にあるお仕事や趣味に夢中になって取り組んでいる時、頭のなかの雑音が静まっていきます。

身体を使ってできることは、未来にも過去にもなくて、いつも「今この時」にしか存在しないからです。

だから、身体を使う時、自然に「今」に戻ってくることができるんです。

(不安をなくすことについて、以前にもこちらの「年齢を重ねる楽しみ」のなかでお話しをさせていただきましたね)

朝日を見つめる人

私たちの思考はとても優秀だから、まだ存在しない出来事をリアルにシミュレーションしてくれます。

それは、これからやってくる喜びについて期待をするため。

これからやってくる悲しみに用心をするため。

でも、どれだけ未来についてイメージをしても、その通りになるかどうかはまだ定められていないんです。

逆に、私たちの想像を超えるものと「ご縁」で結ばれて、未来は思いがけないものになるんです。

未来については、ほどほどに感じていればいいんです。

目を向けるものは、「今この時」

「今この時」の積み重ねが未来を創っていくのですから。

「思いわずらうな。
 なるようにしかならんから、
 今をせつに生きよ」
(釈迦)

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