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お花畑にいる人

この瞬間の自分に意識を向ける

先日に、うつ・心の病・不登校の方向けのヒーリングを受けに来られた方と「自分をコントロールすること」について、お話をさせていただきました。

いろんな宗教やスピリチュアルの方が説かれているように、人生をもっと良く生きるためにはは、私たちの中にある欲や怒りや迷いをどうやって抑えていくかというところが大切だと思うんです。

それは、大昔から変わらない、私たち人間の持っている根本的なもののようなもの。

だから、日々の生活のなかで自分をコントロールための実用的な方法として、今までいろんな人によって、自分自身へ向けてのいろんなルールがつくられてきたのでしょう。

それが、「戒め(いましめ)」と呼ばれるもの。

(自分自身をコントロールすることについて、いぜんにもこちらの「苦しみを調整する」のなかでお話しをさせていただきましたね)

夜空の星

例えば、仏教で説かれている八正道や、キリスト教で説かれている十戒もそう。

私たちの心を整えることについて、仏教では八正道のなかでこのように説かれています。

八正道
正見 物事にとらわれないこと
正思惟 感情にまかせた行動をしないこと
正語 相手も自分も幸せにする言葉を使うこと
正業 生命を大切にする行いをすること
正命 規則正しく生活すること
正精進 善を行うこと
正念 自分を見失わないこと
正定 身体と呼吸と心を落ち着かせること

同じように、キリスト教の十戒ではこのように説かれています。

十戒
わたしのほかに神があってはならない。
あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。
主の日を心にとどめ、これを聖とせよ。
あなたの父母を敬え。
殺してはならない。
姦淫してはならない。
盗んではならない。
隣人に関して偽証してはならない。
隣人の妻を欲してはならない。
隣人の財産を欲してはならない。

それぞれ表現は違いますが、深いところでは全く同じことを言われていると思んです。

それは、この行為そのものが悪いということよりも、その行為をすることで自分の心にどのような悪い影響が与えられてしまうかということ。

だから、ここで言われている行為を少なくしていくことが、人間の欲や怒りや迷いを減らしていくことになるのでしょう。

空に向けて両手を広げる人

自業自得という言葉があります。

この「業」というのはカルマとも言われていて、なにか「ばち」という、突然やってくる出来事だけを指しているようにとらえられるのですが、

でも本当は、人間の行為や、その行為をすることで感じられる充実や不快感のことも言います。

だから、自分が行った善いことも悪いことは全部、自分の心で受け取っていくということなんです。

そして、その心のままに行うこれからの行為が、その心のままの行いになるということなのでしょう。

大切なことは、まずは、

今、何を考えるか。
今、何を話すか。
今、どんなことをするか。

という、この瞬間の自分の行動に意識を向けてみること。

善いことをするのも、悪いことをするのも、誰かのためにしてきたことも、すべては自分自身のためになっていくんです。

そのような見方で行われる行動のすべては、自分のエネルギーを向けるところに向けさせてくれます。

そして、心のどこかに自分を整えるルールを持っていると、少しずつ、自分を高めていくこともできるはずです。

完璧でいようとして構える必要はないんです。

まずは、あなたのできることから始めてみてください。

あなたの心が安定して、自分をコントロールできていることに自信を持って、いつも明るい方を向いて進んでいけるように、私もお祈りしています。

「いいですか
 いくらのろくてもかまいませんよ
 たいせつなことはね
 いつでも前をむいて
 自分の足で
 自分の道を歩くことですよ」
 (相田みつを)

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