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栄光に向かっていく人

私だけの、一回だけの、今だけの人生を本当の自分で生きる

私たちは、日々、身体を通して経験することを学びにして生きています。

その中で自分が手に入れてきたもの、たとえば経歴や学歴は努力や栄光でもありますから素晴らしいものです。

でも、自分を大きく見せようとしたり、立派に見せようとしてそれを大きく披露することはしなくてもいいのです。

「本来無一物」(禅語)という言葉のとおり、私たち人間は何も持たずに生まれてきて、何も持たずに死んでいく存在なのでしょうから、

自分を基準にして他者を判断することもしなくていいですし、他者をものさしにして自分を惨めに思うこともありませんし、

そこで自分は偉いと思うことも劣っていると思うことも、大きなことではないのです。

それよりも、この世界でたった一人しかいない存在の自分、一回しか歩くことの出来ない後戻りの出来ない一方通行の人生を、

本当の自分として生きてみることの方が大切なこと。

自分を輝かせることだと思うのです。

(自分らしく生きるということについて、以前にもこちらの「自分らしさとは」の中でもお話させていただきましたね)

山頂から太陽を見る人

それが、何も持たずに生と死を超えていく私たちが自分らしく生きるための生き方なのでしょう。

それが分かれば、私は私、あなたはあなたの人生があるということも理解できるようになりますし、

「私なんて」「どうせ私は」という言葉もなくなるのです。

私らしく生きるために他者という鏡が必要な時もあります。

他者から軽蔑させることもあれば、励まされることもあります。

そのなかで、私は私であるという自覚を持って生きること。

私は私しか生きられないから、私の一生を私らしく生きること。

明るい朝を迎える人

「世間が求めることは問わないこと。
 自分が元気になれることを見極め、努力しましょう。
 なぜなら、この世が必要としているのは
 イキイキと輝いている人間なのですから。」
(ハワード・サーマン)

という言葉があります。

私たちは、本当は自分で自分の生活を創っていくことができます。

その生活の充実度は誰かが決めるのではなくて、あなた自身が決めるもの。

そして、誰かが見ていても見ていなくても、関係なく味わうことができるもの。

自分の価値観も自分で決めるものなのです。

周りと比べれば、自分より優れているものも劣っているものも見つけることができるなかで、

自分の理想に向かって生きる姿は、人間としてとても美しい姿と思います。

どんなに大きな事を成したかとか、どこで始めたとか、早く始めたとか、遅く始めたとかも関係ないのです。

大切なのは、あなたの想う通りに生きてみるということ。

今日一日をあなたの想う通りに生きてみることなのです。

「たったひとりしかない自分を、たった一度しかない一生を、
 ほんとうに輝かしださなかったら、
 人間、生まれてきたかいがないじゃないか」
(山本有三「路傍の石」)

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