正直に生きてみる
私の行いは、私が心で見ている
私たちのすべての行いは、神様や、そのような存在の方々からいつも見られていて、それよりも一番に自分の中の良心が見ているから、悪いことをしてはいけない
という考え方があります。
その悪いことというのは、人の道を外れるようなことをしてはいけないとか、自分の心に罪悪感が残るようなことをしてはいけないということなのでしょう。
それは、年齢や人生経験の豊かさも関係なくて、どのような人も感覚的に理解できることです。
私たちは行動を選びながら生きていますが、その行動について意識を向ける時、悪いことを避けるという考え方が、今自分がどのような行動をするべきなのかを考えさせてくれるきっかけになるはずです。
感情のわくままに行動をするのも、その感情に意識を向けて心を静めて行動をすることも、自分で選んでいくことができます。
だから、その時の自分にとっての善い行動を選んでいくことが大切なことなのでしょう。
その善い行動というのは、必ずしも道徳的に正しいことをするという意味ではないのです。
一般的に考えて、とかでもないのです。
自分にとっての善いと悪いについては、今の自分がよくわかっていますから。
自分が本当にそれをしたいと思うかどうか、だけなのです。
どんなに人のためになることをしていても、心のなかでは本当はやりたくないと思っていれば、本当の気持ちはわからなくなっていきますし、
申し訳ないと思いながらずっと続けていれば、自分は悪い人なのかもと思ってしまうかもしれません。
自分には嘘はつけませんし、自分をごまかすこともできないのです。
今、無意識のうちに心地よくない循環の中にいるのなら、自分の行動にちょっとだけ意識を向けてみてください。
そして、ちょっとだけ変えていってみてください。
考え方、行動、人との接し方、いろんなことをちょっとずつです。
自分に正直な生き方をすること、ただそれだけでいいのです。
「美は感情を磨き、私たちを永遠なるものと結びつけます」
(デイヴィッド・ブルックス)
という言葉があります。
たとえば美しい花や自然、芸術や魅力的な人、人してのあり方の美しさなどを見た時に気持ちが明るくなったりするように、美しいものには変化を起こす力があります。
人の心や想像力にも変化を起こします。
そうとらえれば、私の内面と外面の美しさは私たちを善い方へ向かわせるポジティブな力を与えてくれるものだと分かります。
優しさや思いやりや、自信があなたの内面の美しさを表していきます。
あなたの中で、今までで一番魅力的な自分になることができます。
だから、自分の容姿の美しさにも、心の美しさにも誇りを持ってください。
自分の外側も内側も、同じように大切にしてください。
そして、外に向かって、どうすればあなたのその両方の美しさをもっと表現することができるかを考えてみてください。
あなたの楽しんでいる姿やワクワクの表情が、同じように人を楽しませたり、活き活きとさせるはずです。
それやって私たちは、いろんな人や、この世界に影響を与えていくのです。
「自分で自分のことを笑えなきゃ、
人生はものすごく長くなる。
笑わなくちゃ。
私だって、ぜったいに泣かないなんてことない」
(映画「終わりで始まりの4日間」より)
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