理想の自分になるための「挑戦」という行動

私たちは、幸せになりたいと思ったり成功したいと思って、日々、生活をしています。

でも本当は、幸せや成功とは限界のないものですから、私たちはその理想の姿を「目指す」ように創られている存在であるように思うのです。

だから、自分の理想とする姿に近づくために、挑戦をくり返しているのでしょう。

人間に生まれた以上、失敗やつまづくことは避けられないのかもしれませんが、それが人間の本質だと分かれば、どんなことにも戸惑うことはないのです。

失敗のない人生はどこにもありません。

私たちは、自分の取り組んでいることが自分の望む通りにうまくいくことを願います。

でも、すべてがうまくいく世界を求めることは、挑戦をすることに面白さを感じなくなったり、生きがいを感じにくくなったり、人生の意味に気づくこともできなくなったりするのかもしれません。

だから、私たちは理想の姿になるためにふさわしい努力をして、その景色を求めること。

それは、失敗を避けずに挑戦を続けることなのです。

「１度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことにチャレンジしたことがない人だ」
(アルベルト・アインシュタイン)

という言葉があります。

失敗をした時の後片付けや心の整理は、次の準備や改善のための材料となるもの。

だから、できるだけ早く取り掛かって、次の挑戦への糧にしたいと思うのです。

何度も失敗していいのです。

何度も何度もうまくいかなかった経験が轍(わだち)となって、挑戦するたびに道のりが楽になっていく。

人間である以上、誰でも人生の中で挫折を経験するのです。

大切なことは、それをどう受け止めるか。

その受け止め方で、これから先の展開が大きく変わってくると思うのです。

人間は、失敗を繰り返すことで、人生を理解することができるようになるのかもしれません。

そして、人間のことも理解することができるのかもしれません。

人のことを理解することができれば、心と心が触れ合います。

人と深くつながることもできるようになります。

失敗は、孤立から抜け出して誰かとつながるために与えられているものだと受け取ることができれば、

逆にその失敗の意味を感じて生きることが、人生を豊かに生き抜いていくための大切な方法でもあると思うのです。

「現在のみが実在し、今日という日は二度と戻らぬことを忘れてはいけない」
(ショーペンハウアー)

という言葉があります。

あなたが今取り組んでいることについて、「成功」と「失敗」という視点からとらえてしまうと、目にするものだけが幸福につながるものだと思えてきます。

でも、「成功」と「失敗」のそのどちらも経験することによって、自分の「成長」につながると見てください。

そして、今日という日はもう戻ることができないものだと分かれば、どのような事があったとしても、今日の事は今日で終わりなのです。

嫌なこと、つらいこと、苦しいことがあるから、良いこと、嬉しいこと、幸せなことが素晴らしいと感じるのです。

どのようなこともあなたの人生を彩るための貴重な経験です。

逃げることはありません。

ネガティブではなくポジティブに、深刻ではなく真剣に、あなたの心と感情で受け入れてください。

明日はまた新しい一日が始まります。

明日は、今日よりいい日になるかもしれません。

そのことをいつも覚えていてください。

未来はいつも、あなたの前にあるのです。

「私は、決して障害に屈しはしない。
　いかなる障害も私の中に強い決意を生み出すまでだ」
　(レオナルド・ダ・ヴィンチ)