ありのままでいること
偏らず、とらわれず、ありのままでいる生き方
先日、映画「アナと雪の女王」を見ていて、公開された当時にその主題歌を耳にして、私も「ありのままでいる」ことの大切さに気づかされたことを思い出しました。
ありのままの自分とは、そのまま停滞する自分を許可することでもなく、恥の意識を忘れることでもありません。
人間は、二つの目を持っていると言われます。
一つは、目の前の出来事を現象として認識する目、つまり「肉眼」のことです。
もう一つは、その出来事の裏にある、目に見えない真実を見極める目、つまり「心の眼」のことです。
この心の眼が曇っていれば、いろんなものに対してネガティブな見方をしてしまうこともあるのでしょう。
自我というフィルターを通してものごとを見る私たちに大切なことは、偏った見方をしないこと、それが「ありのままの自分でいる」ということです。
ありのままの自分でいるというのは、自分の中のどんな感情も受け入れて、認めることでもあります。
今、あなたの中に、不満や怒り、恐れや不安、許せない気持ちがあるのかもしれません。
そのような感情がある時、あなたは自分を肯定することができないのかもしれません。
でも、自分が変わった時に、思い描いた通りになれた自分だけを認めるべきではないのです。
まずは、どのような自分も受け入れること。
納得のできないその感情の解決を急ぐことはありません。
そのままで受け入れてください。
そして、どのような自分も、これが私だということを認めること。
あなたの中のすべての感情を、他者からどう思われるかとか、この世界の価値観に照らし合わせるのではなく、あなたの心の眼で見て判断して認めてください。
大切なことは、あなたの中の本当の自分をちゃんと見てあげることですから。
私はこのまま、ありのままの自分でいいと分かれば、自分の感情の動きをコントロールすることができます。
心にも身体にも余裕が生まれて、自分の中のもっと深いところにある、ずっと目を向けることのできなかった「私」に意識が向くようになります。
そうなれば、自分を愛することもできるのです。
自分を愛するということは、自分のすべてを肯定することでもありますから、自愛とは私たち人間にとって、一番深いところにある愛と癒しなのかもしれません。
私たちがここに生まれたことや、いろいろな経験を重ねる理由は、苦難のなかで自愛を意識することによって、自分のなかの「私」を成長させるため、もっと輝かせるためです。
だから、あなたの意思で選択をして、実践を繰り返していくこと。
どんな事に出遭っても、どんなに揺らされても大丈夫なのです。
ありのままの自分に素直になる時、あなたの人生もさらに輝きだすはずです。
「人生とは、真の自分を見つける旅路である。
それに失敗したなら、ほかに何を見つけても意味はない」
(ジェームズ・ミッチェナー)
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