人生の基軸に、愛を置くという生き方

ヒーリング・除霊のセッションを受けに来られる方と、いろんなお話しをさせていただいています。

いつもご縁をいただいてありがとうございます。

先日は、来られた方と「私たちは、何を人生の基軸にするか」についてお話をさせていただきました。

私たちは、同じ環境や同じ人間関係の中だけで行動していれば、過去や未来や人の目ばかりが気になって、今の自分を忘れてしまいそうになります。

だから、いつもの自分と違う選択をして、いろんな視点から自分を見てみること。

その時、ひょっとしたら誰かに迷惑をかけてしまうのかもしれません。

でも、生きていれば、人は誰でも周りの人に少しの迷惑はかけていますから。

逆に、誰にも迷惑をかけないように生きることは、あなたの可能性を少なくさせていくかもしれません。

そのことに気づけば、知らないうちに人に支えられていたことにも感謝ができるようになります。

本当は、あなたを縛っているものなどないのです。

もっと自由に生きていいのです。

あなたを縛っていたのは、自分はこうあるべきだと思ったり、人の目を気にしすぎるあなたの思考から生まれていたからです。

「自分の外の力に頼れば頼るほど、
　あなたはその力にますます支配されてしまいます」(ハロルド・シャーマン)

という言葉があります。

私たちは、今まで学校や職場において、何らかの競争をして生きてきました。

良い成績や成果を手に入れるために、頭で考える思考が重要だとされてきました。

私も、思考は大切なものだと思います。

思考が現実になると言われているように、頭で思うことは強い力を持っています。

でも、思考とは左脳を中心に成り立っているものですから、自我も現れやすいのです。

自我とは、本当の自分よりずっと小さいもので、思い込みの強い性質を持っていますから、自我を自分だと思ってしまうと、あなたの視野を狭くすることにつながるのです。

心を豊かに生きるためには、思考の自分を大切にしながらも、愛が全ての動機であること。

今、あなたの日々の生活の基盤に愛を持ち込むことは、いきなりは難しいかもしれません。

でも、思考や自我にとわられないスピリチュアルな感性を育てていけば、私たちは暖かい人格になるのです。

心の奥から愛があふれてくるのです。

あなたの中からあふれる愛が、あなたの心を満たしてくれるだけではなく、いろんな方にも影響を与えていきます。

その時、あなたは本当の幸せを感じるはず。

自分自身を尊敬できるようになるはずです。

「キリストは見えませんから、キリストへの愛を表しようがありませんが、仲間はいつも見えますし、キリストにして差し上げたいと思うことを、他の人にすることはできます」
(マザー・テレサ)

と言う言葉があります。

思考で生きる時、私たちは恐れや用心から行動しています。

注意深く生きようとする思考の部分も大切ですが、愛で生きることができるようになると人生が変わります。

愛で生きる時、私たちは幸福感や情熱をもって行動していますから、インスピレーションと感覚で動きます。

その時は、迷うこともなく、気持ちも楽で、どうすればいいのかをすでに知っているような感覚なのです。

愛で生きることは、人生をとてもシンプルにしてくれるのです。

あなたが何かをする時は、その行動の元にどのようなものがあるか、観察してみてください。

それが、自分を知るということでもありますから。

「愛されると嬉しい。
　愛されないと淋しい。
　愛されなくても、愛することができれば満たされる。
　愛が欲しくて見つめる。
　少しでも愛が感じられれば、胸が暖かくなる。
　愛するものがあれば夢中になれる。
　そういう愛の代わりになるものはこの世に何もない。
　幸福と呼ばれるものの中には必ず愛が含まれている。
　いや、愛こそが幸福そのものなのだ」
　(ヴィトゲンシュタイン)