名前は、この世界にやってきた私たちが初めてもらう贈り物

先日、福岡県糸島市からスピリチュアルヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来られた方と、

「名前というお守り」ということについてお話をさせていただきました。

相手の名前を呼び合いながら会話をすることで、親近感をより感じられると言われます。

たしかに、「あなた」とか「君」という、誰にも同じように当てはめられる言葉で呼ばれるよりも、

自分だけを表す名称で呼ばれると嬉しかったりしますよね。

私たち一人ひとりの持っている名前は、この世界にやってきて初めてもらう贈り物。

一つひとつの名前に「願い」が込められていて、そこに物語があると思うんです。

誰もが一度は、自分の名前の由来をたずねたことがあるはず。

そして、そこに込められてた願いを体現するような生き方を意識したことがあったはず。

だからもし、今とは違う名前で生きていたとしたら、どんな人生を送っていたんだろうと思うことがあるんです。

（誰かの想いや願いを感じて生きることについて、以前にもこちらの「やさしさの姿」のなかでお話をさせていただきましたね）

名前は、お守りでもあると思うんです。

目には見えないけど、その人を守る力があると思うんです。

あなたが受け取った名前に意味を見つけて、どんな意志をもって生きてみようと思うか。

そうやって、自分の人生にテーマを見つけることもいいと思うんです。

たとえば、私の名前「信一郎」の「信」という字。

これは、「人」と「言」を合わせたもので、神様に誓いを立てた人同士が約束を交わすという姿から由来している漢字なんです。

そこから「信」という字は「まこと」とも読まれたりもします。

自分の名前の一字から、どんな意味を見つけていくのかは、自分で決めていいんです。

想いをもって与えられた名前に、自分で新しい意味を、新しい想いを込めること。

それだけで、心強くなれたりする。

支えられている気持ちになれるんです。

「職場で最高、と思う言葉がある。
　使えば使うほど周りが生きる。
　人間関係もスムーズになる。
　その言葉とは何か。
　人の名前だ」
　（金平敬之助）