「知っています」から「やっています」と言える自分になること

先日、福岡県行橋市からスピリチュアルヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来られた方と「素直さをもつこと」ということについてお話をさせていただきました。

スピリチュアルや自己啓発でよく言われている「今ここに集中する生き方」はとは、今、目の前にあることに「ただ、ひたすらに打ち込むこと」

私たちの生き方は、どんな時も選り好みをしがちですが、でも、私たちが生きている「今ここ」は、時間の流れのなかで今この空間でしか存在しない、自分の人生の一瞬なんです。

その今この時を充実させようとするためには、どんなことでも一度実践してみること。

どんなことも知っているだけではなくて、自分の身体をもって実践してみること。

この世界のどんなことも、分かるためには触れてみることなんです。

「知っています」から「やっています」と言えるようになった時、あなたはこの世界の本質を見ることができるはずですから。

（この世界の本質を見ることについて、以前にもこちらの「正しさと本質」のなかでお話をさせていただきましたね）

「身心脱落」（道元禅師）という言葉があります。

「身も心もすべて脱落させて、無にすること。
　自我など、余分なものを手離していくこと」
という意味の言葉です。

「心の向きが先に変わることで、心が身体を動かしていく」という考え方とは反対の、

身体を先に動かすことで、「こうあるべきだ」ととらわれている心を無にして、明るい方へ変えていくという「実践主義」の考え方もいいと思うんです。

こだわりをもつことは、とても素晴らしいことです。

でも、「こだわり抜く」よりも「こだわりを抜く」というスタンスでいてください。

その方が視野が広くなって、今よりもっと価値のあるものを生み出すことができるはずですから。

自分の内側と外側にある余分なものを手離す時、あなたに残るものは「素直さ」です。

素直さとは、無につながること。

素直になれたあなたは、どんなこともジャッジをすることなく、人の意見やアドバイスをどんどん受け入れられます。

そして、ポジティブにものごとを見ることができるようになって、どんな人にも気持ちよく接することができるようになります。

あなたの行動力と素直さと明るさが、あなたの人生に初めての「分かること」や「気づくこと」に出会わせてくれるはずですから。

「とにかく思いきってやってみよう。
　間違ったらまた変えればいい」
　（盛田昭夫）