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両手を広げる人

本来のあなたが感じる、本当に価値あるもの

先日、福岡県北九州市からスピリチュアルヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と、

「幸せは心で感じるもの」についてお話をさせていただきました。

「ミニマリスト」と呼ばれる生き方があります。

それは、持ち物を減らして、必要最小限のもので暮らすライフスタイルのこと。

物にあふれている現代に生きている私たちは、「欲しいものが手に入ったら幸せになれる」という考え方を、心のどこかで思っていたりするもの。

そして、その欲しい物は、自分は持っていないけど他者が持っているものになるから、私たちの物欲はどこまでも大きくなるものなのかもしれません。

自分以外の人間はすべて他者という見方で、誰かと比べて自分の幸せを見つけようとすれば、幸せを感じるための心の余裕もなくなってしまうんです。

そして、いちばん大切なことは、なにかを手に入れることの楽しみは、それを手に入れるまでの時間だということ。

「これが欲しい」と思ってから、それを手にいれるまでの過程が本当はいちばん楽しいんです。

欲しいものをたくさん手に入れることも、確かに幸せを感じられることです。

でも、欲しいものを手に入れるまでの時間を楽しめることで、あなたの人生はもっと充実していくはずです。

人生とは、生きている時間のことだから。

あなたが生きている時間を楽しみでいっぱいにすることは、あなたの人生の幸せになるはずです。

(生きている時間を楽しみでいっぱいにすることについて、以前にもこちらの「幸せを追求する姿勢」のなかでお話をさせていただきましたね)

朝焼けの海を見つめる人

「自分が何者なのかを、きちんと理解する。
 有意義な人生を歩むためには、
 それがどうしても必要なことです」
 (映画「わたしを離さないで」)
という言葉があります。

私たちの思考は、「これをすれば楽しいかも」「これが手に入れば嬉しいかも」と、自分を幸せにするための行動を生み出してくれます。

でも、その行動を起こした後、幸せを感じられるかどうかは心が判断すること。

だから、頭で思いついたことを行動に移しても、必ず幸せになるわけではないんです。

心が望んでいる幸せの光景を実現することで、本当の幸せは感じることができますから。

あなたの心が望んでいる幸せの姿を知るためには、まず、あなたは自分の心について知る必要があります。

それは、本当は自分が何が好きで何が嫌いかを知ることや、何が本当に自分を満たしてくれるのかを知ること。

自分に意識を向けて、自分自身を知ることなんです。

いつもの生活のなかで、私たちは自分の心を無視して、思考を使って効率や損得を第一にして生きています。

自分自身を知るということは、この世的な計算や思惑を取り除いた後に表れる、本来の自分の姿を見るということなんです。

話をする友達たち

本来の自分の姿を見ることができれば、あなたが「価値を感じるもの」も変わります。

私たちが、いつも頭で考えている「価値を感じるもの」は、お金や家や車だったりしますから、それは自分を幸せにするための手段のことなんです。

でも、本来のあなたにとっての価値のあるものは、あなたにしか分からないもの。

それは、あなたの心が喜ぶものだから。

みんながいいと言っているものでも、あなたの心には価値があると映るかどうかは分からないんです。

どんなことについても、本当の価値は心で見るもの。

幸せも心で感じるものだから。

「進路を決めるのは風ではない。
 帆の向きである。
 人の行く手も海を吹く風に似ている。
 人生の航海でその行く末を決めるのは、
 なぎでもなければ、嵐でもない、
 心の持ち方である」
 (エラ・ウィルコックス)

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