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夕暮れ時に、今日一日を振り返る人

小さなことにとらわれず、まだ見ぬ大きなものに心を向けておくこと

先日、福岡県筑後市からスピリチュアルヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と「気持ちを切り替える方法」についてお話をさせていただきました。

私たちは日々、いろんな経験をしながら生きています。

楽しくて気持ちがたかぶる時もあれば、つらくて嫌な思いをする時もあるようにです。

そのなかで、いつまでも心に引っかかってしまうのは後者の方だと思うんです。

一生のうちに起こる出来事を「良いこと」と「悪いこと」に区別をするなら、本当はその数は50対50なのですが、

なにか「悪いこと」の方がたくさん起きているような気がしますし、記憶にも残りやすかったりするものですから。

それは、私たちの思考が、起きた出来事を記憶しながら「より安全に、より効率的に」自分を高めていくことをしてくれるから、

嫌だったことに意識を向けて考えさせようとしているのかもしれません。

でも、もう起きてしまったことをいつまでも深く考えても、その出来事の解決が見つかるのではないですし、

逆に、考えすぎることで自分を小さくしてしまって、そこから前に進めなくなるかもしれません。

私たちが前に進もうとする時は、身体だけで進むのではなくて、心と合わせて進んでいくのですから。

(心の向きがこれから向かう先を決めることについて、以前にもこちらの「心でバランスをとる」のなかでお話をさせていただきましたね)

朝日の昇る山頂を歩く人

でもそれは、最初からどんなことも「良いこと」として感じようとすることではないんです。

嫌なことには「嫌だ」と感じるのは自然なことですから、それでいいんです。

大切なことは、その想いはその場で終わらせること。その場に置いてくること。

とらわれることのない心は、いつも前向きにものごとを受け止めさせてくれます。

思い込みも少なくなって、「ありがとう」と「ごめんなさい」も素直に伝えることをさせてくれるんです。

今日の嫌だった経験は、明日から出会うことを良くしていくために活かせるもの。

その時その時に出会うべきものに出会いながら、あなたがこれからたどる道をあなたの心が示すことができるように。

日々の小さなことにとらわれず、これから先に出会う大きくて明るいものに心を向けておきましょう。

「常に今日は明日の準備ですからね。
 今日やったことは必ず明日に返ってくるんです」
 (水谷豊)

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