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乾杯をする二人

まず先に感謝をして、自分を満たすこと

先日、ヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに筑後市から来られた方と、「感謝をすることの力」についてお話をさせていただきました。

感謝をすることの力について、誰もがなんとなく理解されていると思います。

感謝を周りの人に与えること。
感謝を感じている自分を自覚すること。
反射の言葉を伝えて、感謝をしている態度をとること。

そのようなことによって、気持ちが明るい方へ向いたり、思考も柔軟になる経験をしたことが誰にもあるからです。

たとえば、突然に降ってきた雨を「あいにくの雨」と思うのか、「恵みの雨」と思うのか。

お店で出されたお茶を「コーヒーのほうがよかった」と思うのか、「あったかくて落ち着くなあ」と思うのか。

あなたはどう感じたり、どう思いますか?

私たちは、何かに接した時に、どう思うか、どう感じるか、何を信じるか、何をするか、何をしないかのすべてを選ぶことをゆるされています。

それならば、ポジティブな方、幸せになる方を選んでいきたいですよね。

その選択をさせてくれるものが、感謝なんだろうと私は思うんです。

(感謝を意識することについて、以前にもこちらの「感謝が与える豊かさ」のなかでお話しをさせていただきましたね)

赤ちゃんを抱っこするお母さん

「ここまで生かしてもらってありがとう」
 (田村彰夫)
という言葉があります。

あなたが今いる環境や関わっている人間関係について、今すぐに感謝の気持ちをもつことは難しいかもしれません。

今のあなたは、そこに不公平とか不条理を感じているかもしれませんから。

ですから、もっとさかのぼって、あなたの命の始まりについて考えてみてください。

私たちはみんな、両親から生まれて、その両親にも必ず両親がいます。

ご先祖様をさかのぼると、10代で1000人ほど。

20代で100万人ほどいると言われています。

この中で、ただ一人の人生がちょっと変わるだけで今の自分はいなかったかもしれません。

長い間、ここまでつながれてきた命が今の自分なんです。

そう思うだけで自分のことを大切にしたくなりますし、自分は生かされているような感覚もわいてきて、ありがたいと思う感謝の気持ちも生まれてきます。

普段の生活のなかでは、「してくれない」と思うことがたくさんあるかもしれませんが、私たちは「してもらっている」から始まった存在なんです。

語り合う仲間達

私たちはいつも、何かを与えられてから感謝をする「受動的な感謝」をしていますが、

何も起きていなくても感謝を先に感じて、先に満たされる「能動的な感謝」もいいと思うんです。

今、あなたが自分から自発的に感謝をできることを探そうとするなら、「当たり前」と思っていたいろんなことが当たり前ではなくなっていきます。

同じ目標に向かって進んでいる仲間、自分を理解してくれて励ましてくれる友達、いつもそばにいてくれる家族。

いろんな人や物や環境について、ありがたい気持ちが湧いてきます。

そして、どうやって恩返しをしていこうかと考え出すはずです。

その思考でいつもいること、誰かに接していくことで、あなたの在り方は変わります。

あなたの周りのことも変わります。

感謝は不満の反対にあるもの。

あなたの感謝をする在り方が、誰かからの感謝を引き寄せますから、いろんなことがうまくいくようになるんです。

「感謝を口にすることは礼儀正しく楽しい。
 感謝を行動で表すことは、高潔で気高い。
 感謝を生きることは天国に触れること」
(ジョハニス・A・ゲイアートナー)

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