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朝日に祈りを捧げる人

志とは、理想をはっきりと見た時の自分の在り方

先日、占い・ヒーリング・除霊のセッションを受けに来てくださった方と、「志を持つこと」についてお話をさせていただきました。

これからこう成りたいとか目標を決める時、ぼんやりと頭のなかで考えるのと、それをちゃんと言葉にして説明できるのとでは、それを現実化する力の働き方も変わってくるんです。

たとえば、欲しいと思っている車があるとして、普通に道を歩いているだけでも、以前よりそう思う車がたくさん走っていると感じるように、

私たちは、今、自分が興味を持っているものに自然と意識が向くような力を持っているんです。

それは、お仕事や恋愛についてもそう。

あなたに必要な情報は、あなたに自動的に目にとまるようになっているんです。

ですから、あなたは自分の欲しいものや目指すものをはっきりと口に出して、それを自分に強く意識させること。

そうすれば、あなたは今までよりももっと早く、望むものを「引き寄せる」ことができるはずですから。

(自分の望むものを自分で引き寄せることについて、以前にもこちらの「引き寄せのやり方」のなかでお話しをさせていただきましたね)

草原を散歩する人

「あなたにできること、あるいはできると夢見ていることがあれば、
 今すぐ始めなさい。
 向こう見ずは天才であり、力であり、魔法です」
 (ゲーテ)

という言葉があります。

それは、自分一人だけに適用されることではなくて、家族やお友達や恋人や組織にも同じように働くものなんです。

私たちのいる社会とは、いろんな人の「在り方」が集まってできているものですから、

その集まりのなかで、一つの目指すところを言葉にして表すことで、一人ひとりの在り方が一つになる。

みんなで共有するものになるんです。

それを「志」と呼んだりもするのでしょう。

あなたがこれから掲げようとする志は、つくったあなた自身がこれから実現できるかどうかさえ分からないものでもいいですし、

今のあなたが考えうることができる「完全なあなたの姿」のような理想であってもいいんです。

そこに、自信はなくてもいいんです。

でも、一つはっきりと言えることは、志を持たずに行き当たりで進むのと、志を持ってそこを目指して進むのとは、

その後で起こってくる出来事が違ってくるということなんです。

語り合う友人

感情や計算で導き出す理想は、自分だけの充実を求めさせることもあります。

でも、志から導き出された理想は、自分だけを満たすだけでは満足できないもの。

自分を満たすことと同じように、周りの人も満たすことを目指すものだからです。

それは、「自分のために」と「誰かのために」を共存させている状態でもありますから、どのような形やお仕事をして表そうとしても、本質は変わらないんです。

何でもやってみようという情熱も、私に不可能もないという可能性も教えてくれます。

志とは、理想をはっきりと見た時の自分の在り方のこと。

私も、これからもずっと守り続けていこうと思います。

「青年よ、大志を抱け!
 それは金銭に対してでも、自己の利益に対してでもなく、
 また世の人間が名声と呼ぶあのむなしいものに対してでもない。
 人間が人間として備えていなければならぬ、あらゆることをなし遂げるため、
 青年よ大志を抱け!」
 (ウィリアム・スミス・クラーク)

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