ブログ

ブログ

海岸で抱き合う恋人達

あたり前と思っていることに感謝をできること

先日、占い・ヒーリング・除霊のセッションを受けに来てくださった方と、歌手のすぎもとまさとさんの「吾亦紅」という歌についてお話が弾みました。

中年の男性がお墓参りをして、亡くなっているお母様に自身の近況を報告するという内容の歌詞で、子供から親への感謝を感じさせる、とても素敵な歌です。

親が子供を想う心が片想いのように例えられることがあるのは、親孝行をしようとする時にはもう親がいないということもあるからなのでしょう。

あたり前のようにして与えられてきたものが、私たち一人ひとりにあります。

大切なことは、そのようにあたり前として見ていたことを、当たり前として見なくなった時に感じられる心なのかな、と思いました。

遠くの街を眺める人

「感謝はライフスタイル。選ぶもの」
 (こうのひろゆき)

という言葉があります。

感謝をすることが大切とよく言われますが、その感謝をする対象は何だと思いますか?

私は「あたり前のこと」に感謝をするのがいいのだろうと思います。

(感謝をすることの大切さについて、以前にもこちらの「感謝のできる人」の中で、サロンオーナーさんがお話しをさせていただきましたね)

それは、今日も昨日と同じように目が覚めたことから始まって、思い通りに身体が動くことや、行きたい所に行けることという身体についての感謝。

今日も私のそばには大切な人がいて、分かち合うことの充実感を感じられることや、その人のために何かをしてあげることのできる幸せについての感謝。

人と人の関わりの中では、目に見える形でも、見えない状態でも、知らないうちに頼ったり頼られることをしているもの。

それが、私たちのあたり前なんです。

でも私たちは、どんなに愛されていても、満たされている状況でも、それをあたり前だと思ってしまえば、それがどれだけありがたいことなのかを忘れてしまうのです。

朝日を見つめる家族

「あたり前」というものは、「あるべきものが、あるべきところに、あるべきように、ある」(宮崎奕保禅師)ということなのでしょう。

面白くない時、ムシャクシャする時、苛立つ時、そのような心が乱れている時は、今ここにあるあたり前のことに目を向けてください。

そして、そのあたり前と思っていたことに、どれだけ自分が支えられたり、癒やされたり、励まされたり、勇気づけられたりしているかということを感じてみてください。

それだけで、心は大きく変わります。

この世界を経験するために、私たちに与えられた100年ほどの期間で感じるすべてのことは、宇宙全体からすれば、ほんの一瞬のような、夢のようなものなのかもしれません。

そのなかで、形のあるものも形のないものも変わり続けながら存在している様子を見て、その時に湧き上がってくる感情を楽しんでみること。

感謝の目で大切なものをしっかりと見つめること。

それが、自分の生き方に充足を感じることや、自分の人生に意味を見つけることにつながります。

本当は、期待をするよりも感謝をすることの方が、他者についても自分自身についてもシンプルなことだったりします。

あなたにとっての、感謝のできるものに気づいて、それを大切にしてみてください。

「『感謝する心』は、人間社会のなかで心穏やかに生きる最高の発明品」
 (斎藤茂太)

Follow me!

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。

お電話はこちらPAGE TOP