独創的であること
私の個性・感受性・人間感、すべてがオリジナル
先日、占い・ヒーリング・除霊のセッションを受けに来てくださったセラピストの方と「オリジナルで在ること」について、お話しをさせていただきました。
私たち一人ひとりがオリジナルであることについて、以前にもこちらの「私も、あなたも、オリジナル」でお話をさせていただきましたね。
自分らしさとか、誰とも違う自分だけのものを、独創的(クリエイティブ)と呼びます。
その独創性について、どこにそれを感じるかは人それぞれなのです。
たとえば、100円均一ショップには、ありそうでなかったような、とても便利で実用的な商品がありますし、
逆に、高級ブランドのバッグは機能としては劣っていても、そのデザインに価値を感じさせてくれます。
独創性とは、機能で感じることもありますが、感情が動かされた時にも感じるものなのでしょう。
それは、私たち人間も同じことです。
一人ひとり、どのようにクリエイティブさを出せるかは違うのです。
でも、それはどんなことががすごいとかすごくないかではなくて、それぞれで表現の仕方が違うということ。
真面目に取り組んでいる人は、役に立つようなクリエイティブなことが出せるはずですし、遊び心のある人は楽しいクリエイティブが出せるはずです。
私たちは、豊かさを感じながら充実も感じたいと思うし、達成感もほしいと思ったり、たまには息抜きもほしいと思ったりするもの。
だから、私たちが欲しがっているのは、本当は感情への刺激なのでしょう。
「強い個性や欠点が、ある時、武器となって輝き始める」
(テリー伊藤)
という言葉があります。
心理学によると、人間の心の動きや感情は誰も似たりよったりで、大きな違いはないそうなのです。
個性の違いはあると思いますが、感じていることに大きな違いがないということは、それはつまり私たちは共感することができるということなのでしょう。
共感する力というのは、誰にも備わっています。
私が感じていることと、あなたが感じていることを把握すること。
そこから、自分の姿を確認することもできるのです。
独創性とは、何もない所から何かを生み出すということですが、全くの無からいつも生み出されるのではないのです。
この世界のいろんな分野の発展というのは、どのような人も誰かから学んで、それをブラッシュアップして高めていくなかで、自分の感受性や人間感をつけ足して、高めてきたはず。
それをオリジナルというのでしょう。
人それぞれ、学んできたことや経験してきたことが違います。
だから、誰もがオリジナルを出すことができるのです。
私たちは、すごいことも、つまらないことも、大きなことも、小さなことも、どのようなことでも創造することができます。
それは、完璧なものでなくてもいいのです。
完全完璧ではないところに、人間味という魅力があるからです。
私たちが求めている刺激は感情への刺激なのですから、何か足りないところに逆に安心感を感じたりするのです。
これからどれだけテクノロジーが発達して、AI(人工知能)が活躍するようになっても、そこは変わることのない人間の本質だと思うのです。
誰にでもオリジナルを出すことができる、可能性があるということは、その人にしかできないことに興味が持たれるということ。
つまり、私たちが自分の中に可能性を見つけようとするなら、それは自分にしかできないことを見つけることなのかもしれません。
だから、答えは自分の外側に求めるのではなくて、自分の内側に求めていくこと。
今現在の知識や技術がどうあるかは関係ないのです。
すべてを将来への期待値の基準とするなら、これからの自分をどんなふうにも信じることができます。感じることもできます。
そうして、独創的な自分を見つけることもできるはずです。
「みんなと同じだったら、一番楽だろう。
不安もなくなる。
でも、その代わり個性もないってことになる。
あいつは変わってる、と言われるのは光栄なこと」
(志村けん)
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