理想にしばられない
あなたのイメージが、あなただけの人生を創る
こうなりたいという理想の人や理想像があると思います。
両親や尊敬する先輩や有名人など、憧れの理想を追い求めることはモチベーションにもなりますから素敵なことです。
私をどんどん高みへと連れて行ってくれるものです。
でも、同じようになることが自分の幸せになるための条件だと思ってしまうと、疲れてしまうこともあります。
私たちは、どうやっても自分以外の他者になることはできないからです。
近い存在になることはできますが、同じになることはできないのです。
顔も性格も、生きてきた環境も、そして生まれてきた理由も違うはずですから。
仕事に情熱を向けて取り組みたい人もいますし、のんびりと一人の時間を充実させたい人もいます。
家族と平和な時間をすごしたい人もしますし、恋の多い人生を歩みたい人もいます。
心が求めている幸せの姿は、ひとり一人違うのです。
そこに、自分の望む生き方もあるのです。
あなたの目指す姿は、あなただけのオリジナルなものですから、まずは心のなかでイメージすることから始まります。
今、本当にやりたいことをしているか?
私がやりがいを感じることは何なのか?
今の生き方で満たされているか?
そして今、全力で生きているか?
いろんなことを自分自身に問いかけてください。
「いつかは」とか「できるなら」ではなくて、今この状況から目指す状況までを一直線に結ぶイメージをしてみること。
人生は、ひとり一人が創作していく作品のようなもの。
最期に、他者にも自分にも言い訳が思いつかないぐらいの人生を、ここから創っていきましょう。
「今ないものについて考えるときではない。
今あるもので何ができるかを考えてみよう」
(アーネスト・ヘミングウェイ)
という言葉があります。
悩む時や落ち込む時は、現実と理想のギャップを感じる時でもありますから、ただ憧れの人のようになることが自分の幸せとはならないはずなのです。
こうしたら幸せになれる、これを手に入れれば幸せになれるということについて、確かなものはありません。
そもそも、幸せとは出来るとか出来ないでもなくて、誰かと比べて上とか下で測るものではないのです。
それは、それぞれの心の本音を聞くことから、得ることのできるものが感じさせてくれるものですから。
それは、目に見えるものかもしれませんし、目には見えないものかもしれません。
たとえば、夢を持つことでワクワクして自由な気持ちになれて、人生を前向きに生きることができるようにです。
人生はもっとシンプルに考えていいのです。
自分の内側から答えを出せば、後戻りもないのです。
感じないようにしていたことを、はっきりと感じて言葉に出して、行動で表していいのです。
持っていないことや無いことのとらわれずに、夢を見て毎日を楽しむこともいいと思うのです。
自分だけの夢や生き方は、すぐには見つからないかもしれませんが、自分の心に従っていけば自然と気づくもの。
そのためには、いろんな経験も必要なのです。
今の成り行きを楽しんでください。
自分の人生を長く大きく見ていいのです。
「今日という日は、残りの人生の最初の日である」
(チャールズ・ディードリッヒ)
この記事へのコメントはありません。