HSPという感性
自分の「好き」に正直に生きてみること
生まれながらに、繊細で傷つきやすい気質を持っている人をHSPと呼びます。
それは、もともとの性格の人もいれば、環境や人間関係から、後天的に過敏になっていく人もいます。
でも、細かく見てみると、はっきりとHSPなのかどうか分かる区別はないような気がするのです。
感受性が強いとか、感受性がみずみずしいというのも個性の一つなのでしょうから。
だから、その気質を活かした生き方もあるはずなのです。

「この世に『不運』はありません。これからどう生きるのか。
人生を見つめ直す作戦タイムと受け止め、内観しましょう」
(江原啓之)
という言葉があります。
人生って、こんなものかな。
みんな、我慢しているのかな。
みんな、同じような感じなのかもしれないな。
と、自分の気持ちに無理に折り合いをつけることがあります。
その時は、自分を基準にとらえていませんから、なにか窮屈な気分だったり、言いたいことも言えなかったりするのでしょう。
でも、本当は誰もが自分に自信を持って、自分自信を堂々と生きることがゆるされています。
その生き方のベースになる自分を主張する能力は、生まれてから12歳までの間に、親や環境から学んでいくのだそうです。
だから、すごいねとほめられた経験が、自分はすごいという自信になって、自分を表現することを当たり前にもさせてくれるのでしょう。
それを正しいこととして育ってきた私たちは、いろんな経験をしながら、いろんな人や組織のなかに、それぞれの正しさを見つけていきます。
その時、今まで自分の中心にあった正しさは、自分の気持ちから正解や普通といったことに変わっていくのでしょう。
今、あなたの周りの環境が思うようにできない状況であっても、生まれた環境をどうにもできなかったとしても、
それを受け入れて、これからどうするか。
それが大切なことです。
すべては、偶然にそうなったのかもしれませんし、必要があってそうされたのかもしれません。
でも、与えられたものすべてが、私を創っていく。
だから、すべては私に学びを与えてくれるものとして受け止めたいと思うのです。

「今は苦しいですけど、真剣に向き合うことで見えてくることがある」
(本田圭佑)
という言葉があります。
自分のことをよく知るためには、今までなるべく見ないようにしてきた部分を見てみることです。
それは、自分が何を好きなのか、ということ。
和食が好きとか、田舎が好きとか、雨が好きとか、暑いのが好きとか、
あなたには、いろんな「好き」があるはず。
そう思っているのが、あなた自身なのです。
だから、それを認めてください。
普通と言われていることではなく、みんなと違うことが好きであることを許可してみてください。
こんなことを思ってはいけないのかな、と思えば苦しくなることもあります。
自分の本当の気持ちを無視すると、息苦しくなることもあります。
まずは、自分の気持ちをちゃんと見てあげること。
そこから始めてください。
「大切なのは、弱さに向き合うこと。
戦うっていうのは、誰かを傷つけるってことじゃない。
僕は自分の弱さと向き合うことが、本当の闘いの始まりだと思っているんだ」
(GACKT)
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