自分を生きる
すべての答えは自分の中
「人生一寸先は闇」という言葉があるように、未来は定ったものではなく、自分の手で変えることのできるもの。
この言葉では、見えない未来を暗闇と捉えていますが、すべてが明らかになれば心は穏やかに幸せになれるとはかぎらないと思うのです。
わからないからこそ面白いこともたくさんあると思うのです。
自分で選ぶことのできない生年月日や生まれる環境を「宿命」といいます。
自分の意志で変えることのできる人生を「運命」といいます。
人はそれぞれの宿命を背負って生まれてくると言われています。
だから、その宿命がどうあれ、自分を受け入れることで運命が開けることがあります。
この世界では、定められたものより自分で創り出すものの方が多いからです。
ありのままの自分であることが大切であることに気づけば、その宿命も光のように明るいものになる。
自分を受け入れることで運命を変えていく。
あなたの人生の中心にはあなたがいます。
だから、すべてを定められているものとして受け入れるより、今ここからどうアクションを起こすかという視点を持つことで、自分の人生に主導権を持つことができるはず。
ここから未来を変えていくこともできるのはずです。
風の時代とは、目に見えないものや形のないものが意味を持つ時代です。
そして、過去の体験にとらわれることもなく、未来を思い悩むこともなく、「今ここ」の意識で目の前にあることをしていく。
私たちが変えることのできるのは、過去でもなく未来でもない、目の前のことだけですから。
その中で、日々の生活の忙しさに追われるようにすごすことは、自分のことをないがしろにしていることでもあります。
「人生に行き詰まった時には、逆が正しい」
(デヴィット•フィットテッカー)
という言葉があります。
人間が生きているということは選択の連続ですから、簡単なことから未来につながることまで、いろんなことを自分で決断して進んでいくのです。
思考によって決断をすることも大切ですが、自分の心と身体からのサインを感じて、本当に進むべき道に気づいて、身をまかせるように生きていくことも大切なことです。
生きていれば、自分には合わないと思ってしまったり、周りの常識に自分を当てはめてみたり、誰かに決めてもらいたいと思ったりすることもあります。
何を信じればいいのか分からない、自信が持てない時もあります。
でも、まだはっきりと見えない未来に道を示すものは、自分の中から発せられるメッセージです。
ですから、自分自分に答えを求めてください。
あなたの中の感情の動き、価値観、心が今どこを向いているか。
それに耳を澄ましてください。
そして、自分を知って、あなたの求めたいものを求めてください。
自分のことがわかれば自分を新しくすることもできます。
あなたにとっての真実を見ようとしてください。
誰かの影響によって作られた心を自分の心に創り変えることも、生きているということですから。
「俺が誰かは俺が決める。
そのために俺は生まれてきたんだ」
(映画「ボヘミアン・ラプソディ」より)
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