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自然のなかで瞑想をする人

すべてをあなたの力に変えていく

何かを成す人、やりたいことをする人は、いつもポジティブで迷いがなくて不安のない人だから、私は心配もするし、ネガティブな一面もあるから、程遠いのかも。

そのように思われることがあるかもしれませんが、人生で何かを成す人ほど、心配と不安をいつも感じているものです。

心配と不安があるからこそ、その場に踏みとどまらずに前に進んでいくエネルギーが生み出されます。

学びを得ようとするし、細かい注意もする。

夢を追うことの動機づけにもなる。

今の自分に満足できないからこそ、新しい景色を見たいと動き出せる。

そこには、ポジティブもネガティブも関係なく、心の中にある衝動があなたを行動させるのです。

心配を感じるのは、言い換えれば「今のうちにできることがある」というサインでもあるのです。

「この仕事がうまくいかなかったらどうしよう」

「パートナーとうまくいかなかったらどうしよう」

そのようなことを考える時、うまくいかない未来にとらわれて今を萎縮してすごすのではなくて、ここでしっかり準備をして、私が望んでいる未来を必ず手に入れると思ってください。

心配は、未来への道順を軌道修正するためのもの。

心配すれば不安も感じますが、不安を取り除くために、私たちはいろんな想像をして行動をしていく。

不安を感じるからこそ、創り出せるものもあるはずです。

生きている限り、不安がなくなることはありませんから、不安があるままで生きてみる。

不安があるままで行動してみる。

やるべきことに集中している時は、不安を忘れることができるからです。

何もしないという選択ではなく、みんなと同じにするという選択でもない、

待っているだけの受け身ではない、自分から手にしようとする能動的な姿勢。

行動を起こしても可能性はなくなりません。

「案ずるより産むが易し」という言葉のとおり、行動することによって逆に限りなく増えていくもの。

そこから生み出されるものや、新しくされる自分に出会うことができますから、思わしくない事態を想像して恐れる必要はないのです。

「心配」という言葉は「ものごとの先行きなどを気にして、心を悩ますこと」

という意味なのだそうです。

私たち人間は、思考を使って現実のこの世界を生きていますから、目にするいろんなことをいろんな視点からとらえるために、心配を感じることがあります。

それは、誰にもある普通のことです。

日本には「察する」という文化がありますから、言葉を交わさずに相手の表情を見て、協調しようとすることが心配につながる時もあるのでしょう。

本当はやりたいことなのに、慎重になりすぎて一歩を踏み出せないこともあると思います。

焦りや悲観的な考え方は心配を加速させてしまいます。

そのような時は、自分の心をゆっくり見つめてください。

心配だから踏み出せないのか。

踏み出さないから心配なのか。

自分でも分からないうちに勘違いをしていることもあります。

大切なことは、行動のできる自分を自覚することから始めて、いろんな可能性を見て、心配を感じてみること。

人生の最終的なゴールは「幸せになること」ですから、人生の選択肢は一つではありません。

この道がダメなら、他の道があると思えれば、心配や不安を感じても押しつぶされることはないのです。

あなたに必要なものは、これしかないと思い込むことではなく、いろいろなことを楽しむ余裕です。

心配や不安を柔軟に楽しむことが、生きる自由を味わうことですから。

「人生は贈り物だと思うんです。
 だから無駄にしたくない。
 次に何が起こるのかなんてわからないんだから、
 人生をありのまま受け止められるようにならなきゃ。
 毎日を大切に生きるためにね」
 (映画「タイタニック」より)

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