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海の景色を眺める人

今、このコロナ禍のなかで、行きたい場所に行けない、会いたい人に会えないことをくり返す生活をしていると、ふと「孤独」を感じてしまう時があります。

でも、大勢の人に囲まれていても、孤独は感じるものであって、逆に、一人でしたいことをしてすごしている時には、感じなかったりするものなのです。

つまり、孤独とは、誰かが側にいてくれないことではなく、自分のことを理解してくれる人がいないこと。

そして、孤独とは、自分の内面と向き合う重要な鍵なのです。

孤独を暗くさみしいイメージでとらえる人がいますが、孤独に耐えられないのは、意志の弱い人ではありません。

ときどき一人ぼっちの場所に立つと、あなたの「人間の力」がどのくらいのものかが、わかってきます。

その時の孤独は、あなたをポジティブな思考にもっていってくれるのです。

孤独は自由だととらえた、このような言葉があります。

「我は孤独である。
 我は自由である。
 我は我、自らの王である」(カント)

目の前の選択や決定をするのは、いつも自分自身、という意味では、人は常に孤独な存在なのかもしれません。

でも、誰にも従うこともなく、進む道を決められる状態は「自由」でもあるのです。

心が自由である時に、人の成長は加速します。

それは、外の世界のものにとらわれず、惑わされず、流されずに、内なる世界をゆっくりと眺めることができる時間。

心が一つのことに捕らわれていると、まわりが見えなくなります。

でも、心が自由で素直であれば、身の周りのものを意識して生きることもできて、感性が磨かれる。

問題を解決できる、新しい方法を思いつく、そのような新しい可能性を手に入れられれば、豊かに、広く生きることができるのです。

孤独を自由ととらえることは、生活のすべてを楽しみに変える能力でもあるのです。

孤独は強さだととらえた、このような言葉があります。

「我々はみな真理のために闘っている。
 だから孤独なのだ。
 寂しいのだ。
 しかし、だから強くなれるのだ」(イプセン)

孤独は、私たちに意志を求め、行動を求めてきます。

だから、人を強くするのです。

あなたは、自分独りになっても、歩みを止めないこと。

寂しさや不安が、孤独とつながってしまうのなら、あなたが持つべきものは不安を遠ざける考え方。

そして、思わぬ出来事や、心を痛める言動に遭遇してしまった時に、それをどう見るかというとらえ方。

そのとらえ方によって心の向きが幸せにも、不幸せにも向くのです。

つまり、人生が変わっていくのです。

物事のとらえ方とは、持って生まれた性格や、育てられた環境の影響もありますが、あなたの人生の歩み方で創り出された人生観なのです。

そして、いろんなことを「知る」という経験を重ねていくことで、自分の勝手な思い込みを捨てて、感情に流されることなく、物事を見ることができるようになるのです。

孤独を悲観する理由はありません。

なぜなら、それは周りの人の存在と、その人たちにどれだけ支えられていたのかを気づかせてくれるもの。

心を静かにして思い出せば、いつも誰かがあなたのことを分かってくれていたはず。

そういうふうにして、私たちは自分を理解して、人とつながろうとしてきたのですから。

「孤独とは、港を離れ、海を漂うような寂しさではない。
 本当の自己を知り、この美しい地球上に存在している間に、
 自分たちが何をしようとしているのか、
 どこに向かおうとしているのを知るためのよい機会なのだ。」
 (アン・シャノン・モンロー)

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